activeにlearningする②

 オリンピックが好きな私は、東京2020を目前にして大好きなオリンピックネタで授業をしました。今回まとめたのは前任校(総合学科)での授業です。

 

テーマ「テクノロジー&イノベーション -技術革新が社会に与える影響を学ぶ- 」

 オリンピック・パラリンピックが日本で実施されるたび、建物や道路が整備されてきました。そして、技術革新が私たちの暮らしを豊かにしてきました。東京2020が現在の私たちの暮らしをどう変えてくれるのか?

 教材はPanasonicオリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム 」DVD、自作ワークシート。

 2時間で実施しました。1時間目は、DVDを視聴し、過去の競技大会で活用されていた先端技術を知ります。ワークシートに感想を書いて、もう1つ動画を見ます。東京2020に向けて整備の進む様子などが映し出されます。「次の授業までに再来年実施されるオリンピックに向けて何が問題か、①自分で考える ②家族や友達の意見を聞いてみる ③ネットや本で調べてみる どんな手を使ってもいいので考えてきてください。次回はこのワークシート使うからね。」と次回のワークシートを先渡ししファイルにとじさせて終了です。

 2時間目。ワークシートに問題点を記入させます。「発表したい人!」手が上がれば発表してもらいます。「私も考えてきたんだ。」と私の意見も言います。あちこちで「おんなじだ」とか声が上がります。いくつか意見を聞いて、「では、その問題点を解決するにはどうすればいいか?ネットで調べたり、周りの人たちと考えてみましょう。時間は15分。短い時間を意識して!」そこからは、相当うるさい…。パソコン教室が教室から遠く離れていてよかった!15分後「発表したい人!」で発表してもらったり、机間巡視で面白いのをピックアップしておいて発表してもらいます。最後は5W1Hの項目に気をつけてワークシートにまとめさせます。できなかった生徒は次回までの宿題です。

 出来上がったシートは全部パソコン室の後ろに張り出します。ワークシートの全部張り出しは私がよくやるので、ワークシートの手抜きはなかなかできません。

 東京2020を身近に感じていなかった生徒も、自分たちの生活に密接にかかわりがあるのだということに気付き、技術革新に敏感になります。情報の授業なので、パソコンやスマホといった情報技術にばかり目が行きがちですが、広い視野を持つことができたのではないかと思いました。何より大好きなオリンピックネタなので、私の蘊蓄が止まらんのです(笑)。

 

 きっかけは、ある日職員室の机上に置かれていたPanasonicからの「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム 」提供のチラシです。早速応募して、DVDをゲットし、自分なりに生徒なりにアレンジしたものです。今も配布され、新しい題材も提供されています。長い春休みに準備して、新学期に授業でやってみると楽しいですよきっと。お家でも映像は見ることができるので、見てみてください。

 私も新学期、支援学校でパラリンピック中心のネタで授業する予定です。

www.panasonic.com

 

 以上「こんな時こそ東京2020を盛り上げよう」でした。

activeにlearningする①

 今週に入って、休校になり時間ができたので、今年は仕事のまとめを例年になくまじめにやろうと、次年度の準備を真剣にやろうと思ってやってます。本を読み、ここ3年くらいの授業のまとめをまずしなくちゃ。毎年年度末がバタバタしていて、自分自身の仕事のまとめが2・3年不十分で、いけないなあって思っていたので…。

 今年は支援学校に異動し、今までのようには授業ができないなあと勝手に思っていました。十分に力が発揮できないわ…なんて罰当たりなことも。それはとんでもない勘違いでした。ということで、今年度1年生の「情報」で実施したネタをまとめてみます。

 

テーマ「プログラミングを始めよう!~ポッキーでプログラム?~」

 株式会社グリコが提供している『グリコード』というソフトを使ったプログラミングの授業を4月から1か月半、1年の情報の授業(週1時間)で実施しました。教材はWebで提供されている画像等を活用して作ったスライドとプリント、そして何より嬉しかったグリコから頂いた、ポッキーが書いてあるほそーいカード。

 学校にあるタブレットをかき集めて5人の生徒に手渡したものの、バージョンが古くて結局使えたのは3台。2人1組で2組と、ものすごくタイピングの早いパソコン好きの子Y君は1人で。

 入学してからまだ日が浅く、5人の出身校はバラバラ。結局はペアで実施したおかげで、個々の人間性コンピュータリテラシーもよく観察できました。

 『グリコード』は白い紙の上にポッキー(そう食べるやつ)を並べて、チョコのついている方が⇒の先っぽのイメージで並べて、タブレットで写真を撮ってデータを送り、画面の迷路に閉じ込められている友だちを迷路をたどりながら助けるというゲームです。生徒はあっという間に夢中です。

 1日目2日目はプログラミングって何?って話から、アルゴリズムの基本、順次構造ですね。これでつかみはOKです。「僕たちもできる!!」

 3日目4日目は、反復が入ってきます。2日目には、プログラムはかなり長くなります。何せ繰り返しがてんこ盛りです。Y君は勝手に相当先まで順次構造だけでやってますから相当ステップが長い(笑)。そこで、反復を教えます。しみ込むように入っていきます。Y君はすでにすごいステップで解いていた迷路を嬉しそうに書き換えています(それが彼のかわいいところです)。

 5日目6日目。すっかり『グリコード』の沼にはまった彼らはどんどん進みますが、行き詰ります。迷路の間に障害が!飛び上がらないといけません。そのために選択構造が必要になります。ここは能力の差が出てくるところですが、試行錯誤とだんだん息があってきた相方との協働で難問をクリアする度歓喜の声が上がります。「えーこの問題解けたの?すごいねえ。」と声をかけると自慢気に説明してくれます。「じゃあみんなにも説明してみる?」と言うと、ちょっとはにかみながら「はい」と説明してくれました。

 7日目最後の『グリコード』です。プログラミングっておもしろいでしょって押し付けながら(笑)、順序だてて考えることで難しいこともうまくこなせるよねって話をしつつ、時間があったら別のプログラミング言語もやってみたいねって話します(しかし、コビットのお陰で1年の締めくくりに予定していたスクラッチでゲーム作りはお蔵入りに)。

 

 教員になって、教える仕事をしながら自分でもたくさん学びました。特にプログラミングと簿記は、たくさんの人が知っているととても役に立つものだと感じていました。だから次女にもこの2つはどんな進路になっても習得してほしいと思っています。プログラミング教育がこんなにも脚光を浴びるとは思ってもいませんでしたが、プログラミングから得られるものは、とても大きいと思っています。

 『グリコード』は楽しく優しくやり方次第で3歳くらいでも親子で楽しめます。本物のポッキーでやれたら最高です。私も調理室で白衣着てやりたかったんですが、無理でした。パソコン教室ではポッキー使えないので、グリコ提供のポッキーカードで実施しましたが。自分でカード作ってもできそうです。

 長くなりそうな春休み、幼稚園児から実施可能な『グリコード』。プログラミングに興味があるなしに関わらず楽しめます。お家で親子でやってみてはいかがかと思い書いてみました。どうでしょう?

cp.glico.jp

 

 以上「支援学校でプログラミングやってみた」でした。

 

春の選抜高校野球が中止になって思い出したこと

 以前書いたことがあるけれど、私は高校野球が大好きで、スコアブックをつけながらラジオ片手にテレビの実況を1日中聞いていた。亡くなった父と大きな紙に組み合わせ表を書いて家の真ん中に貼って、父と試合の講評をし、予想をし、ある時は涙しながら見ていました。

 そんな私は、教員になり6年目に地元の強豪校に勤務することになりました。尊敬する名将とお話しすることや、応援団の担当になること、アルプス席で校歌を歌うことを夢見て赴任したものです。

 異動後の夏は逃したものの、秋の大会を制し、春の選抜はほぼ確実と言われた矢先、阪神淡路大震災が起きました。テレビに映し出される惨状に、とても高校野球をやってくださいとは言えなかったものです。それでも、選手たちの近くで日々の努力を見てきたので、心の中では「何でもするのでやらせてください。」と願っていました。程なく選抜に出場することが決まり、感謝の気持ちでいっぱいだったことを思い出しました。

 もしかしたら、幻の代表になるのか、場所を変えて実施されるのかと気をもみましたが、瓦礫の横を、一般道を使って行った甲子園を私は一生忘れないと思います。実施されたのは本当に夢のようでした。

 今回中止になり、救済措置なんかもネットを賑わせていますが、球児たちの気持ちはどうなんでしょう。あの時、教え子たちは、「甲子園でやりたい。でも、中止なら夏に頑張ります。」と言ってくれました。報道される惨状を知っているからだと思います。今回は世界中が悩まされているこの状況に、球児たちは何ていうんでしょう。

休校して2週間たちました。

 突然の休校に慌てふためいてから2週間がたちました。その間に、縮小型の卒業式を無事に終え、いつもなら春休みやっていたであろう学年末の教務の仕事を前倒しでやっている今日この頃です。

 今は、来週実施される入学説明会の企画を会議に提案するべく仕事しています。この入学説明会。私も長女の入学の際に親として経験しているのですが、超濃厚接触です(笑)。生徒1人に1人ずつ教員がついて、作業服の採寸やら購入やらするのです。ここまでするんだなあと親の立場としては驚き半分ありがたさ半分というところでしたが、私のように学校現場になれている人にとっては何でもないことも、要領がわからない保護者にとっては戸惑うことでしょう。しかし、このご時世です。マスクはしないといけないでしょうね。クレベリンじゃだめですか。

 山口県では休校は今週いっぱいなので、週明けには春休みなのかそれとも休校なのかはぼちぼちわかるんだと思いますが、春休みであれば部活動や学校での生徒の指導ができるのでしょうから、それなりの体制は整えないといけません。どうなんでしょう。

 今日から中学生が1人出校します。明日は小学生も1人。自宅や施設で面倒を見ることができない児童生徒の受け入れです。担任の先生が主にあたられるようです。

 休校になって、仕事が前倒しになった分、コンピュータ化された図書館のバーコード貼りは年度内は絶対無理だろうと思われた終了したし、先生方の新年度に向けての会議は余裕をもってできるようになりました。ただ、いろんなブログを見ていると、もっと前向きな活動をするよい時間だったのにそれが進まなかった点が問題だなと…。ICTだとか校務のスリム化だとか、取り組みの外部への発信だとか、普段は忙しくてできなかったことに取り組みべきだったかなあと反省してます。

 公務のめどが立ってきたので、異動もないってことで、これからは、発信もしていきたいなあと思います。教育コンテンツですればって言われそうですが、いつものこの場所で、おばちゃん先生もこのくらいはやっております的な。不定期に思い出したようにやれたらなと。

ホワイトデーのお返し

今週のお題「ホワイトデー」

 今日は16日。一昨日がホワイトデーでしたが、お返しはケーキを頂きました。主人からは、ちょっと前にどうしてもケーキが食べたくて、「ホワイトデーってことで奢って!」と無理やり大好きなクルミのケーキをイタリアンレストランで買わせ、家族で夜食に食べました。

 義父からは、昨日私たち夫婦が披露宴をしたイタリアンレストランでお昼ご飯をご馳走になりました。パスタやらピザやらご馳走がいっぱいでした。満足満足。

 以上今年の戦績でした。

祝!6100アクセス記念!「どうしても言いたい!」

お題「どうしても言いたい!」

 ありがとうございます。スロットを回したら、「どうしても言いたい!」と出てきましたが、今どうしても言いたいことは特にないですね。強いてあげればコビット対策です。

 ここ最近よく書いていますが、私はラテックスアレルギーの為かポリウレタンゴムにかぶれるため、マスクのゴムで耳が大変なことになります。マスク自体にも、ほっぺたがかぶれるんですね。まあ命を落とすよりはいいんですけど、アナフラキシーも侮れませんから。

 2月に新幹線で横浜に行ったときは、ラテックスフリーのマスクを忘れたため、マスクにティッシュをまきまくって使いました。でも、マスクした意味はなかったですねきっと隙間だらけで。まだ2月当初は、アルコール消毒のジェルやウェットティッシュ、クレベリンも手に入る時期だったので、購入して備えていましたが、私が愛用しているラテックスフリーのマスクは他のマスクより高価であるにかかわらず、完売していいて、今もう2袋(10枚)しかありません。もし、職場や家族に罹患者出たときはこの10枚で生きていきます。

 私は食事の買い物は毎日必要なだけ買う生活をしているので、仕事帰り7時ごろ曜日ごとに違ったスーパーに行くことにしています。でも、どこでもマスクはもちろんありません。数日前は空っぽだったティッシュ・トイレットペーパー売り場には少しずつ商品が戻ってきました。先々週、我が家で毎夕食べている納豆が売り場から姿を消してしまったことがありました。数年前にもそんなことがありましたが、昨日は元通りとまではいきませんが、夕方に購入できるまでには戻っていました。

 みなさん必要なだけを買いませんか?普通に。

 

明日は卒業式です

今週のお題「卒業」

 明日は職場の卒業式です。コビットの影響で、卒業生と保護者、該当学年と係の教員等のみの参加です。教員だけで200人以上いるので、全員参加したらそれだけでもう大変です。

 昨日は、総練習でした。しかし、子ども達はいません。当日参加できない先生方を生徒代わりに総練習が実施されます。私は放送係です。重要な任務すぎて日ごろ緊張しない私も緊張気味です。体育館の高いところにある小窓から教員のみの総練習を見ていると、とても不思議です。呼名に元気よく返事をする〇〇先生、代表で証書を受け取る作法ばっちりの○○先生。失礼だけどとてもピアニストと思えない風貌の○○先生のピアノ演奏で先生方が熱唱する校歌。娘の卒業式では歌唱はなく演奏だけでしたが、うちの場合子どもたちは歌っちゃいます。

 えっと私の選曲はですね。入場はなくなりましたが、着席までの15分間はバッハの「G線上のアリア」とバッヘルベルの「カノン」と校歌をパソコンで入力してオルゴール風にしたものをかけています。卒業証書はいつもは生徒が少ないので一人ずつ手渡しですが、代表1名以外は今年は呼名のみで、その間はインストで「蛍の光」~「仰げば尊し」からの嵐さんの「君のうた」です。小中高と一緒の卒業式なので、退場はハッピーな感じで、リトグリさんの「Sterting Over」を選んでみました。退場がどれだけ時間がかかるかわからなかったので、予備で同じくリトグリの「君に届くまで」を選びました。支援学校でなければキングヌーさんの「Teenager Forever 」とかかけたら生徒は喜びそうですね。

 ですが、退場は○○先生がピアノソロで「旅立ちの日に」を演奏されることになりそうです。それもいいですね。生徒が歌いだしそうです。マスクしてね!