学ぶ気持ち⑥

 新学期になりました。200人を超える大所帯の我が職場は、今年の異動も45人出て行って、42人加入…そう3人足りません。心ある人我が職場で働きませんか!!

 私は、役職も座席も変わりません。周りでは大移動に備え、お掃除が始まる中、4月1日の会議のための資料を真っ青になりながら作成しています。人事が決まるまで何にもできないですから、もう3日くらいで大量の資料を作っています。作ったら印刷しなきゃです。ICT化が進めば、みんながタブレット持ち寄って資料をぴよーーんてできるのになあ。200人の職員会議はパソコンを前にやっているのでペーパーレスです。それ以降の会議は場所がバラバラなので、タブレットのない本校はまだまだ紙です。

 とりあえず今日は乗り越えましたが、また週末に職員会議と学部会です。ずーーっと資料を作っている私…。

 そんな中、学ばなければならないことの1つが、「特別の教科道徳」です。高校でも道徳を教えなきゃいけない昨今ですが、教科になりました、去年から。ちょっと勉強したくらいじゃあ、大切なことが何もわかりません。とにかく今までのように「学校の教育活動全体でやります。」ってだけじゃすまされない。目標も決めなきゃいけないし、年間計画も立てないといけないし、もちろん観点別の評価もしなきゃいけない。しかも文章で。本だけは借りたり買ったりしていますが、ちょっと読んだだけでは…。頑張らないとですよ。ちゃんと説明できるようにならないといけないのに…。

3月最後の日に

 桜が散り始めていますが、3月が終わってしまいます。新学期の準備がまだできていないのに…。

 喜んだこと。えーようやく韓国語のレベルアップテストに合格いたしました。本当はもうとっくに受けなきゃいけなかったんですけどね。でも、やっぱり合格は嬉しいですね。レベルが上がって、ついて行くのが大変ですが、ようやく会話らしい会話ができるようになりました。頑張ります。

 怒ったこと。急に辞めるっていう…。辞め方ってあると思うんですけどね。これ以上は書けないですけど。

 哀しかったこと。102歳の主人のおばあちゃんが亡くなりました。大往生です。コビットのお陰で、お葬式は極々少人数でということで、私たち家族は行きませんでしたが、遺影は42歳の時のおばあちゃんの写真だったそうです。それは、46歳で亡くなったおじいちゃんが102歳の写真じゃあおばあちゃんだってわからないでしょうと、おじいちゃんが亡くなった時の42歳の写真を使ってほしいとずっと前から頼まれていたのだそうです。とても美人のおばあちゃんだったので、思わず納得しちゃいました。

 楽しかったこと。ほぼ1年ぶりに次女が帰省してきました。学校に勤める私と、就労施設で働く長女は福岡に住む次女とはずっと会うことができずにいました。ようやく帰ってきた次女と家族4人で、長女の「(ARASHIの)大野くんみたいにキャンプがしたい。」という望みをかなえるべく、グランピングに行きました。BBQや焚火、朝ヨガ、おしゃれなテントに大興奮でした。

 

学ぶ気持ち⑤

 新学期がもうすぐ始まります。うちの職場は4月1日が新体制の職員会議です。明日は離任式で、その後、新体制に向けての運営委員会が実施されます。いよいよ新しい年の始まりが迫ってきました。

 この春、私の17年前の教え子が、新任教員として他県に行くことになりました。正規教員として採用されたことはとてもうれしいことなんだけれど、他県に行くことには複雑な思いがあります。何しろ小さいお子さんと奥さんをこっちに残して単身で他県に行くのです。

 その教え子と先週ランチに行きました。お互い忙しいのとコビット対策で送迎会をやることもできず、おとなしく一緒にランチをということになりました。情報を教える私と、これから他県の進学校で情報を教える教え子という立場で、質問攻めにあいながら、とにかくうちの県に戻ってきてほしいと伝えました。情報が新入試に科目として入ることになって、情報の教員は本県にとっても貴重な人材です。他県に行ってしまうのは本当に残念です。でも、4月からの新しい一歩にもう40歳近いながら、目を輝かせている教え子の姿に、私は元気をもらいました。

 「先生、今僕は何を勉強していったらいいですか?プログラミングですか?」と聞く教え子にいろいろとアドバイスしながら、同じ言葉を自分自身にも言っている気がしました。お互い「学ぶ気持ち」で4月から頑張りましょう。

学ぶ気持ち④

 令和2年2月27日の夕方、ネットニュースで当時の安倍首相が、全国の学校を一斉休校にすると言っていることを知り、目の前にいる教頭に、「先生大変です!」って言ってから早いもので1年過ぎました。

 そして今、Wifiの工事は意外と早く終わったのに、ようやくタブレットが生徒数となぜか教員用として26個…。きっとこれはクラス数だと思われますが、なぜクラスに1台ずつしかないのかがよくわかりません。まあ一番気の毒だったのは、先日卒業した3年生です。タブレットを心待ちにしていたのに、手にすることはなく。それこそ「学ぶ気持ち」を踏みにじられた形です。先生方も、苦手意識はあっても生徒が一人一台持っているのに使わないわけにはいかないだろうと思っている先生はたくさんいらっしゃいますが、26台って…。80人いるのに…。

 今年はね、端末一人一台時代をどう有意義に乗り越えていくかが最大の課題ですきっと。今A4両面に一人一台導入のスタートアップについてまとめ中です。そのために何冊か本も読んでいますが、よいネタが多くて、うちの職場にどれをチョイスしてどうアレンジするか考えていて、手はまだ動かず(笑)。でもみなさんに役立てていただけるように頑張ってまとめたいと思います。

学ぶ気持ち③

 コビットのお陰で、大好きなお出かけができなくなって、ハングルの勉強もかねて昨年はたくさんの韓ドラを見ました。かなりたくさん。今もたくさん見ていますが、最近一生懸命見ている作品の一つが「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」という ソ・ヒョンジンさん主演の作品です。見てわかる通り、学校の先生方の葛藤を描いているわけですが、新人教員の苦悩っていうか空回り感が昔の私の姿と重なって、切なくて泣きたくなります。

 生徒に対して一生懸命に頑張れば頑張るだけ、「若いねえ」って言われたり、何だか取り残される感じを味わったり、何がわからなくて何を聞けばいいのかさっぱりわからないやるせなさとか…。私は主役の先生のように力のあるタイプではなく、大学生(しかも経済学部出身)がそのまま運よく教員になったポッと出のタイプだったので、話は大きく違うんですが、毎日毎日気が付くと手を洗っていて、手の皮が何回も剥けて、通勤途中や通っていたスイミング中になぜだか涙が出たりとかして、今思えばとても危うかった状態でしたが、応援してくれる方もたくさんいて、足りない部分を勉強しなきゃいけないと思う「学ぶ気持ち」がその時も支えてくれました。

 今でも新しい環境にはとても弱いタイプですが、一昨年の異動、昨年の役付きも頭の中はパニックでしたが、歳とともに身についてきたそれなりに見える術を使って過ごしてきました。特に昨年は勉強しなければならないことが多すぎて、学んだことを項目別にA4表裏にまとめて「教務だより」として発行し、勝手に月1回掲示していました。それをなぜだか評価していただき、評価が上がりました!見てる人は見てくださっているんですねえ。「学ぶ気持ち」忘れちゃいけません。ボーナスが上がりますね、ワクワク。

学ぶ気持ち②

 「学ぶ気持ち」が自分のエネルギーになっていると思っています。昨年から始めたストレッチとハングルは体にも心にも活力を与えてくれています。

 さて、今年は何を始めよう…。「忙しい」を言い訳にいろいろなことをやらずに過ごしてきましたが、昨年いろいろ始めてみると時間ができないことはないことがわかりました。読書だって、司書教諭をしていた頃のようには読めないけれど、自分の好きな本をゆっくりと読む楽しみは隙間時間ならではかもしれません。「読めない」って思うより「意外と読めたわ」って思うと読書も楽しいです。

 そうそう今年は何を始めるか。やっぱりプログラミングですね。Pythonを頑張りたいですね。生徒に教えようかなあ。生徒に教えると私にも身につくんですね。COBOLもCもVBも生徒に教えながら頑張ってましたから。

 前任校のALTがカナダのCiscoプログラマーしていた方だったので、Webで勉強できるサイトを進めていただいたのですが、もちろん英語だったため、ブックマークしただけで、定期的に勉強してますか(って英語で)送られてくるメールを見ながら、やってない自分を戒めておりました。日本のサイトも登録して、こっちは気が向いたらやってる感じですが、もっとちゃんと定期的にやらないと身につかないことはよーーくわかっています。頑張らなきゃね。もう何年も本格的なプログラムを教えていないので、頭が老化している…。ダメですダメです。今年から頑張ります。退職後はコード書きを職業にできるくらいに(爆笑)。

学ぶ気持ち①

 小学生のころから自分に自信がなかった。何をやってもダメで、つまらない人間だと思っていた。結局自分は特別な人間になりたいって思っていたのかもしれない。

 でも、大学を留年して、逃げ続けていた自分を見つめる作業にどうしても取り掛からなきゃいけなくなって、自分のよさは「へこたれないこと」と「学ぶことが好きだ」というこの2点だと思った。

 それからいろいろなことに首を突っ込んできたことが、結局今の自分を豊かにしてくれていることに今気づいている。とりあえず人に勧められたことは特別嫌じゃなければとりあえずやってみる。それが今では趣味になっていたり、仕事に役立っていたりしている。

 去年の今頃、コビットでどうなるかわからなかった頃、次女が大学生になり、私にもささやかだけど時間ができるのを機会に、体を定期的にメンテナンスするためにストレッチ週1回、ずっと先送りにしていたハングルの再学習をお茶の間留学で始めることにした。結局ストレッチは6月開始になったけれど、どうにか決意表明通り学び始めて1年くらい過ぎた。

 「学ぶ気持ち」は本当に大切だ。今そう深く思う。私にとって「学ぶ気持ち」はエネルギーだ。毎週1回のストレッチは体を癒してくれるし、体の仕組みを学び日々の活動を支える活力と知恵を与えてくれる。痛いけど…。思うように進まないハングルの勉強も、30年前ほどの吸収力のない頭に、情けなくなる日もあるけれど楽しさの方が勝っている。学ぶって楽しい。