流れ星を見ると思い出すこと

今週のお題「星に願いを」。

 先日のブログで結婚前に主人と友人と海辺でたくさんの流星を見た話を書きましたが、そのキャンプで一緒に流星を見た友人のひとりは、その1年後に24歳の若さで癌で亡くなりました。

 メンバーは仕事も年齢もバラバラ。キャンプの日も準備に来たのは、亡くなった彼と私だけでした。場所取りをして、道具を準備して…。一人増え二人増え、夕飯には全員が揃う、そんな感じでした。

 就職して何年もしてから、共通の水泳という趣味で何人かの友人ができました。年齢も仕事もばらばらで、男女も半々ぐらい。15人くらいが予定が会う人が集まって、飲みに行ったり、バーベキューしたり、キャンプに行ったり。楽しかったなあ。主人ともその中で知り合ったんです。

 星に願いをかけて本当に叶うのだったら、私はあのときに戻りたいですね。そして、亡くなった友人に体を大事にしてって言いたい。私は何となく気付いていたんです。三交替でいつも疲れた顔をして、煙草とお酒の量が増えていた彼の体調の悪そうな様子を…。病院に行きたがらなかった彼を、首に縄をつけてでも病院に行かせたい。

 私は、あんな失敗は二度としたくないと思っているので、あれから、気になったら、おせっかいだと言われても、病院に連れて行くし、しつこいと言われても、病院に行ったかどうか聞き続けます。もう何年も経つけれど、あのときの深い後悔の気持ちは消えないままで、彼は死ななくてもよかったんじゃないかと思えてなりません。