月末まで待ちきれないので(怒ったこと、哀しかったこと)。

 毎月末、その月の喜怒哀楽をまとめています。1月を振り返るというのはなかなかよいもので、月によって、「喜」がぱっと思いつく月や「哀」がさっと思いつく月があったりと自分を見つめ直すよい機会でもあります。

 いつもは月末なんですが、待ちきれないし、文章長くなりそうなので、「怒」と「哀」を特別に先にやっちゃいます。

 先日私が大好きなドイツナショナルチームの中でも一押しのエジルさんについて、とてもショックな報道がありました。もちろん代表引退も哀しいことですが、その理由が最悪です。

 私がエジルさんのファンになったのは、彼のプレーやクールさはもちろんなんですが、トルコ移民の両親を持ち、2つの国を同じように敬愛している人だといろいろな記事で知ったからです。彼のひたむきなプレーはその心の表れだと思っていたし、ドイツのチームメイトも同じ気持ちだと思っていたんです。

 以前ドイツに研修に行き、ドイツの移民政策を聞いたとき、日本人である自分の島国根性っていうか、閉鎖的な国民気質を痛いほど思い知らされて、それでも、「日本も海外の移民をどんどん受け入れるべきだ」とは言えない、小さな自分を嫌いだなあと思った話書きました。多くの人たちは、移民に好意的だと思うんです。実際たくさんの移民の方が活躍していて、ドイツの経済をある意味支えている感じもしましたし…。でも一部の人たちには、強い差別の思いがあるんですね。

 「勝てばドイツ人。負ければトルコ移民。」そんな想いさせちゃってる。最低です。開幕前から、エジルさんがよくない状況だとは言われていたので、試合に勝てるといいなあと思っていたんですが、最悪の結果になってしまいました。哀しいです。辛いよ。同時に、怒りもこみ上げてきます。エジルさんを失うなんてドイツチームの大損失だぞー!!って大声で言いたい。