おいしいものは、おいしいんだなあ

 何度も書いているように、私の実家は田舎です。絵に描いたような。小さい頃は近くに食事をするようなところもなかったのですが、小学生のときうどん屋さんとレストランができました。でも、通る人もいない道路の傍じゃ続きません。そんな田舎町に大学生になった頃、近所にレストランができました。それもなぜここに?って感じの場所に。本当に御近所さんなので、母と食べに行くことに。「おいしい!何でこんなに美味しいの?」山の中のお店なのに、お刺身も美味しい!から揚げなんて今まで食べたことないくらいおいしい!って大学生の私は絶叫です(笑)

 あれから30年近く、おいしさは2代目の息子さんにも受け継がれ、地元の方はもちろんわざわざ食べにこられる県外の方もいるようで、いつ行ってもお客さんがあふれています。私にとっては、里帰りのお楽しみで、母のかおで場所取りしてもらって食べてます。今でこそ珍しくないからあげの食べ方ですが、からしと特製のたれをつけて大きめのから揚げを食べます。お刺身も美味しいです。お値段もリーズナブル!いやー教えたいけど教えません。これ以上繁盛すると地元の私たちが食べられなくなっちゃいますからね。

 ヒント…。秋吉台秋芳洞に向かう観光客が行き帰りに昼食をしたり、トラックの運転手の方の口コミでお客さんが増えたと聞きます。おいしいものは、おいしいんだなあ。こんな田舎でも流行るレストランの話でした。