インターネットが私の心を救った

今週のお題「わたしのインターネット歴」

 何度か書いたように、我が家の長女はダウン症です。無知な私は、1998年の出産当時、「ダウン症」と言う言葉を聞いたときに知っていることほとんどがありませんでした。ただ、どんな障がいがあっても娘を育てていく覚悟はあったものの、何の知識もなく、不安しかありませんでした。すぐさまインターネットで「ダウン症」と検索し、同じ県内で同じ頃に同じダウン症の子どもさんを出産した人とつながることができました。今でもその家族とはつながっていて、同じような悩みを同じような時期に解決してきた、同志のような存在です。インターネットを通じて、先輩ママに教えていただいたり、オフ会でいろんな情報を仕入れたりと、インターネットなしでは私の子育ては成立しませんでした。

 生徒に情報を教える立場として、顔の見えない相手に何でも話すんじゃないよ!って教えている訳ですが、当時の私は、実名で、藁にもすがる思いで同じ障がいを持つ子を持つ家族とつながって、情報を得たいと思っていました。

 あのつながりがなかったら、私はたぶんかなり孤独で、今のようにおおらかに長女の成長を見守ることはできなかったんじゃないかなあと思うのです。もちろんここでは書きたくないような、酷い書き込みに傷ついたこともありますが、それ以上に励まされたり、教えられたりしたことが多くて、インターネットのありがたさを身にしみて感じている私です。