災害が続くので

 台風に地震に、災害が続いています。今朝起きた北海道の地震では、台風で水分をしっかり含んだ山肌が、地震でずれおちまっくた恐ろしい写真がネットニュースに載っていました。災害が重なるという、大変な状態です。昨日関西空港の水没に呆然とテレビを見ていた私ですが、今日は生まれ故郷札幌が泥に埋まっている、親戚の住む町が土砂崩れで大変なことになっている映像に、言葉も出ません。連絡も取れないし…。

 私の住む山口県でも、20年近く前に、空港が水没しました。あの時の事は鮮明に覚えています。主人の実家も浸水し、災害救援金にお世話になりました。あの日は、大雨に大潮、高潮が重なり、空港では、ボートで従業員を救助するシーンもありました。それ以来雨台風の時は、潮の満ち引きを確認するのが、空港の近くに住む私たちの、決まり事みたいになっています。ただ、それ以来20年近く台風らしい台風に悩まされたことがなく、今年17歳になった次女は、台風らしい台風を知りません。生徒たちも、山口県は台風も来ないし、災害もない。って小さいころから思っています。

 百歩譲って、ずーっと宇部にいればあまり災害の事は考えなくて済むのかもしれません。でも、県外に住むことだって、嫁に行くことだって、転勤することだってあるんですから、防災の知識は大切でしょ?もっと危機感もって考えなさい!って言うんですけど、なかなかそういう気持ちになれないらしいです。「みんな山口県に住めばいいのに。」とさっきも生徒が言ってました。南海トラフだって宇部には影響あるんだってことは聞かされてはいても、ピンと来てないんですね。

 私は、こんな状態で山口県に大きな地震津波、水害が起きたとき、大変なことになるんじゃないかと心配。って、大きな災害が起こるたびに思います。