わが家のIT時代の防災対策

 今週のお題「わが家の防災対策」。ちょっと題名が偉そうですねえ(笑)大丈夫かなあ。

 SNSは災害時にはいつもいい意味でも悪い意味でも注目されます。常に真実を見抜く力を養うことが大事だとニュースを見て思ったりします。

 ライオンが逃げだたの、水道が止まるだの冗談や思い付きや憶測が本物のニュースのように世間に広がって、発信者の思いもよらない状況を招いてしまいます。簡単に情報発信できてしまう現代では、生徒たちに発信者としてのスマートなマナーを習得させる必要がありますね。もう、何でもすぐにSNSにあげちゃいますから。

 先日の北海道の地震では、親戚にたった1通「大丈夫ですか?落ち着いたらでいいので連絡してください。」とメールしました。5日後に「我が家は大丈夫です。」とメールが届きました。便りがないのは元気な証拠だと思っていますから、さほど心配はしていなかったのですが、ほっとしました。もし何かあったときは、案外すぐにどこからか連絡は来るものです。東北大震災の時は、青森の友人にメールをしたものの、返信は1か月たってからでした。メールには、大変だった様子が綴られていて、胸が痛みました。落ち着いてメールを書くまでに1か月かかったんだと思うと、テレビで見ていたあの映像が本当の事なんだと実感したものです。

 今回の地震後の映像で、印象的だったのが、停電でスマホを充電できなかった人が、各施設で順番待ちで充電している様子です。停電が続くと大変です。常にこまめに充電しておくことや、停電時は電池の消費を抑える設定をスマホタブレットにしておくことが大切ですね。

 我が家では、電池や太陽光で充電できる充電器や、電池の買い置きと電池サイズが違っても使えるようにできるグッズを用意しています。充電池と電池は同じ引き出しに、入れてあるので、旅行の時なんかも家族のだれもが取り出して準備できます。わが家は各自に1台ずつスマホタブレットがあるので、一気に6台充電できる充電器も買ってあります。手回しでスマホが充電できるラジオも付いた優れものは、誰かの結婚式の引き出物のパンフレットで選んで購入しました。普段は全く使いませんが、もしもの時はきっと活躍してくれるでしょう。

 電池式の小さなテレビも普段は使いませんが、防災用に置いてます。20年前の台風で停電が続いたとき、私は教員アパートに住んでいました。車のシガーソケットから電源をとって、小さなテレビを見ていると、近所の子どもたちが集まってきました。停電で家のテレビが見れないんですね。当時は携帯でテレビも見られなかったし、携帯で見ることができたとしても、きっと電池がなくなってしまうので、長時間は難しかったでしょう。ワンボックスの車の後ろを開けて、小さなテレビを置いて、名探偵コナンを子どもたちと見ました。その時のテレビは壊れてしまいましたが、買い替えて、防災用に置いています。でも、停電はそれ以来1度しかありません。それも20分…。

 いろんなものを買いそろえていてもどこにあるかわからなければ、いざというときに持ち出すことができません。我が家では、電池の買い置きと充電器の棚の下の段にいざというときの手回しラジオと小型テレビ、LEDライトいろいろをまとめて置いています。鞄に入れているので、そのまま持ち出すことができます。

 テレビもスマホタブレットもなくては生きていけない私は、ここは力が入るところなんです。