ビブリオバトルやってみた♫

今週のお題「読書の秋」

 昨日図書館セミナーでビブリオバトルをやりました。今回はワークショップ型です。私はワークショップ型しかやったことがないんですけどね。

 グループは4人1組。私のグループは、小中の学校司書さんと高校の司書教諭である私の4人でした。チャンプ本は4冊の本を並べ、「せーの」で指さして決めたんですが、まさかの1票ずつ。ほぼ同時に指が、ぶつかることもなく別々の本をさしました。鳥肌ものです(そんな大げさな)。

 私は、昨日ご紹介した「薔薇とビスケット」と昨年の愛読書「60分でわかる!機械学習&ディープランニング超入門」と「AI VS 教科書が読めない子どもたち」といつも読んでいる「大人の語彙力ノート」をカバンに詰めて、状況を見ながら出していこうと思っていました。結局私は、情報の教員の私らしい本をと考え、「60分でわかる…」を紹介しました。ビブリオではほとんどの人が小説、まああっても新書を紹介すると思ったので、あえて専門書寄りで選んでみました。

 ほかの3人の先生方のチョイスは、「虹色ほたる~永遠の夏休み~」(川口雅幸:著、アルファポリス)、「妖怪アパートの幽雅な日常」(香月日輪:著、講談社)、「秘密のスイーツ」(林真理子:著、ポプラ社)でした。今回は中高校生、つまりYA(ヤングアダルト)世代にむけた読書指導のセミナーだったので、本選びもそんな感じでした。私が「薔薇…」選んでいたら、危うくタイムトラベル3つぞろえになるところでした。

 「秘密のスイーツ」だけは読んだことがなかったので、私はそれを選びました。さすが学校司書で、本好きな方たちだなあと紹介を聞いて思いました。5分は長いなあと思いつつ、大きく映し出された非公式タイマーを見ながら、「あえて小説ではないこの本をお勧めします。」って紹介しました。

 この本、書名も表紙も専門書っぽくて、敷居が高いんですけど、読んでみると、世の中のIT化とか、AIや機械学習って言葉がとても身近に感じられると思うんです。小学生高学年から大人まで、テクノロジーに詳しくない、むしろ苦手な人にお勧めです。

 

([は]1-6)秘密のスイーツ (ポプラ文庫 日本文学 ([は]1-6)) 秘密のスイーツ (ノベルズ・エクスプレス) 虹色ほたる―永遠の夏休み妖怪アパートの幽雅な日常 1 (講談社文庫)