本ばかり読んでいると…

今週のお題「読書の秋」

 本ばかり読んでいた小学生の私は、きっとみんなには変な子に見えていたと思います。本を読むことで、知識を得、想像の世界へ入り込んでいく私は、今でいう不思議ちゃんだったかもしれません。それなりに外遊びもしていたし、体育は大好きでしたが、本を読んでいると時間を忘れてしまうこともしばしばでした。元々時間の管理ができないタイプ(今でも…)で、気が付くと真っ暗。あわててランドセルを教室に置いたまま帰ってしまったことも!

 忘れられないのは、小学2年生の時、科学の本かなにかを読んでいて、地球が太陽系のほんの小さな星で、人間はその星に住む小さな生物だと知って、自分がとても小さくてつまらないものに思えて、なぜか「自分なんて生きてても死んでても、あんまり意味がない。」と思ってしまったことがあって、生きていることがとてもつまらないことに思えたことがありました。本当に変な子です。

 本ばかり読んでいると、いろいろなことを知りすぎるのか、周りの級友がとても幼くつまらなく思えたり、両親でさえ、何だか頼りなく思えたり…。年齢にあった本を読むことが大切だと自分の子どもを持った時には思いました。年相応って大切です。そして、年相応の本を勧める大人の手が大切だと思うのです。母親しかり、司書教諭しかり。私はそのためにも本を読まなくてはと思うんです。