教え子の迷いと決断

 昨日は本当に妙な一日でした。元々夜には前の職場の教科の歓送迎会にお招きいただいていて、3月まで一緒に働いていた同僚と、私の後に移動してこられた先生とおいしいご飯を食べる約束があったのです。同僚の中には、前任校の教え子がいて、何年か採用試験にチャレンジしています。教科的に狭き門なので、なかなか大変です。私の受験したころは、バブル真っただ中。採用試験を受ける人は少なく、当時は12人受験し10人合格したのです。今はきっと採用が1人とか2人とかに30人くらい受検しているのではないでしょうか。昨晩はしっかりハッパをかけておきました。

 実は今年はもう一人教え子が受験します。教科は違うのですが、15年前の教え子で、2年くらい受験していたのですが、結婚を機に教師の道をあきらめ一般就職をしていた教え子です。彼が、4年働いた職場を辞し、採用試験に再チャレンジすることに決めたと、今縁あって同じ職場になった彼のお姉さんから先月話を聞きました。私は彼が受験をあきらめたことをとても残念に思っていたので、とても嬉しかったのです。その彼が昨日職場に訪ねてきてくれました。迷いに迷って決めたことだし、家族にも迷惑をかけているけれど、どうしても夢をあきらめたくなかったのだそうです。

 今年の合格はちょっと準備不足かなあと思わなくはありませんが、人生何があるかわかりません。1日24時間受験勉強するように(無理ですけどね)ハッパをかけまくり、昨日は別れました。教え子の決断を大応援します。その後、昨日のブログで書いたように彼の2つ上の教え子にばったり出会えたのです。

 こんな日ってあるんだなあ。そう思った1日でした。