夏の後悔

 次女の夏が終わりました。いいところなしの試合だったので、後悔はたくさんあるでしょう。でも、今まで頑張ってきたことへの後悔は少しもないんじゃないかな。進学校で運動部を頑張ることの大変さは私も経験しているので、くたくたになって帰ってきて、眠たい目をこすりながら単語帳を開き、宿題をして…。頑張っている姿をずっと応援してきました。マネージャーの我が家でさえそうなんですから、選手のご家庭はなお更でしょう。選手もご家族もお疲れ様でした。涙が枯れるまで泣いてください今日は。

 運よく試合を見ることができた私ですが、100%大泣きするであろう次女の顔を見てしまうと、これまた100%もらい泣きすると思ったので、職場に復帰しました。会議もあるし。帰りの車の中で、つまらない後悔をしました。

 次女が高校受験で目指していた私学が今回の優勝候補筆頭なんです。あの時行かせてあげていれば、私が後押ししてあげていれば、甲子園に行くという彼女の夢をかなえてあげられたんじゃないかなあ。そんなつまらない後悔です。「高校なんてどこでもいい。要は自分の意欲しだいだ。」なんて次女に言っておきながら、結局周りの「進学校に行ける頭があるのに何でそこに?」っていう言葉にどうしても抗えず、次女にとっては第2希望の学校に進学させてしまいました。甲子園は遠い遠い進学校に。次女は今でも後悔しているみたいです。でも、一緒に甲子園を目指した仲間たち(選手・マネ・応援団)と過ごした3年間には後悔ないよね。そう言ってほしいなあ。