人生が変わった名シーン

今週のお題「好きな漫画」

 マンガをたくさん読むようになったのは、実は最近になってからです。マンガは、絵と少しのセリフで読み取らないといけないことが多くてずっと苦手でした。むしろいろいろな経験を積んだ今、「ほーそうくるか」「へー」という感じで読み進めていく楽しさが私にとってマンガの楽しみです。

 そんな中、人生が変わった名シーンなんてあったかなあ。しばらく考えてみて思いついたのは、中学生の時に読んでいた「生徒諸君!」(庄司陽子)の岩崎君の言った「苦しむためだろう?苦しんで 苦しんで 自分の幸せを見つけるためだろう?」という言葉です。何のために産まれてきたのかみたいな問いに対する答えだったと思います。当時苦しんでいた思春期真っただ中の私には、とても染みる言葉でした。泣いたんじゃないかなあ。それからかなあ、基本人生は苦しみがベースで、楽しいこともあるぞって、だからすごく喜びが深いんだって思うようになった気がします。自分がとても不幸で、つまらない存在だと思い続けていた私にとっては、ありがたい言葉でした。