私の勉強法(資格取得)

 高校が商業科で、仕事でも資格取得をずーっと指導してきました。思えば、高校時代は、1年の冬には同級生が3級を受けた簿記の検定で、2級を受けました。希望者が放課後の課外を受けるという形でしたが、間に合わなくて、昼休みも20分間課外を受けるという、たった2か月で1年分の勉強をさせられました。短期集中型の私にとってはそれがよかったと思います。

 当時は男子が工業簿記の授業を受ける時間に女子が家庭科の授業を受けていました。簿記の1級を取得するには工業簿記を学ばなくてはいけないのに、授業では学習できないのです。「それは不公平ではないですか?男女差別じゃないですか?」なんて先生に言いに行ったら、翌日から昼休みに先生が教えて下さることになりました。4か月ほぼ毎日です。まったく迷惑な生徒です。でも、おかげで1級を取得することができたのです。毎日20分、短くても続けることが、私の性格に合っていたのでしょう。

 もう一つ私が資格取得の時にやっていることは、やはり過去問の攻略です。3年から5年分の過去問をまずやってみます。できなかった問題をやり直してコピーするか写し書きして、満点取れるまでやり続けます。もう問題文おぼえるくらい。工業簿記を受験したときは、全く理解が間に合わなかったので、5回分の過去問を丸覚えで受験しました。結果的には98点…。1年かけて授業でやった会計は80点ギリギリだったことを考えると、このやり方が自分の性格に合っていたんだなあと実感します。

 英語検定(商業高校の)も、過去問を5回分飽きるくらい繰り返して、実力以上の1級に合格してしまい、クラスでは英語が得意な人扱いになってしまいました。実際は定期テストでいつも欠点ギリギリなのに…。

 このやり方で使っていたのは、ルーズリーフです。3分の1くらいのところを縦に折って、左に問題をコピーしたものを貼ったり、書き写します。1枚に1問にしておくと捨てられるので便利です。右3分の1に解答を書いて、その部分を折って、再チャレンジします。正答できたら、そのページは捨てます。できた問題は振り返りません。これで、全部解けるようになったら、もう一度全問チャレンジします。やっぱり間違える問題がありますが、初めての時よりは減っているはずです。また、繰り返してすべて一発正答できるようになるまで繰り返します。3回から7回くらいでそうなります。

 1回目は泣きそうなくらいやり直しが多いのですが、だんだん解けるようになって、出題の癖とか、ローテーションとかわかるようになって、「またこれか~」って感じになります。自分の失敗癖もわかります。

 ただし、このやり方は試験の傾向や範囲が変更されたりすると痛い目にあいます。情報処理の第二種を受験したときに失敗しました。情報収集は大切です。

 私は、分厚い参考書や問題集をコツコツ解いていく、積み上げていくという勉強法は苦手みたいで、大抵は挫折してしまうのです。出題パターンにいきなり当たって、出る問題を習得するこのやり方が性に合っているみたいです。あまり人には勧められませんが…。

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by ギノ