自慢の一着

今週のお題「自慢の一着」

 退職して時間ができたら、手芸や洋服づくりを思う存分やりたいなあというのが、夢の一つです。

 自分の洋服は高校の家庭科の時間にスカートを自分でデザインして型紙をおこして作りましたが、大人の服は生地代がかかるのと、手間がかかるのでなかなかできなかったのですが、大学で混声合唱団に入った私は、自分でユニフォームであるプリンセスラインのサテンのロングドレスを作りました。

 コンサートまでにドレスをテーラーで作っておくようにと新入生にお達しがあり、みんなでお店に行きました。注文するとかなりいい値段…。生地はサテンだし、裏地をつけたとして、シンプルな型紙で、難しそうなところはないし…。突然自分で作れそうだと思ったので、型紙を頂き、生地を買って、母に相談しました。私が無理でも母なら確実に縫ってくれると思ったんですね。

「縫ってみたら。」と母が言ってくれたので、結局2日ほどで完成しました。同級生には「すごい!」と言われていましたが、そのうち先輩方にも自作であることが知られてきて、「自分で作った人なんて聞いたことない。」と言われました。

 そう言えばつい最近。職場に大学の混声のかなり後輩を発見し、ドレスの話になって(今はユニフォームはドレスじゃないそうです)、「私自分で縫ったんだよ。」と話したら、かなり驚いていました。

 勉強そっちのけで、大好きな洋裁ができたあの頃を思うと、現在大学生の次女が遊んでいても、あまり注意できないなあ(笑)