読書感想文という夏の宿題

今週のお題「読書感想文」

 読書感想文というと夏休みの宿題の代名詞で、しかも大変、苦痛、やりたくないと散々な言われ様です。

 どうしてかなあと考えると、感想文のために本を読み、面白くもなかった本で感想文を書いているからかなあと思ったりします。私自身は、ずっと本をたくさん読んできたので、面白い本や感動する本に出合えた時は、「今年の感想文はこれで書こう。」と思って、夏休みに臨んでいました。文才がなかったので、いい感想文は書けませんでしたが、自分が感動したことや、この本を読んで感じたことや自分にプラスになったことを思いのままに書いて、自分なりには納得してました。1年間で一番大好きだった本の感想を書いていたのです。それが正しいとは言いませんが、私が感想文の宿題を苦痛に思うことがなかったのは、そのせいかもしれません。

 高校生の時は、部活や勉強で本を読む時間が取れず、感想文を書くネタがなかったので、それまで読んだ本の中で一番好きだった本で感想文を書きました。1年目は下書きもなしに、とにかくマス目を埋めましたが、2年目はそれを推敲し、17歳の私の思いを丁寧に書いたつもりでした。それがきっと評価されたのだと思います。ルール違反だと思いますけどね。

 夏休みの宿題としての読書感想文に悩まされているみなさんに提案です。この1年で読んだ本で一番よかった本で書いてみてはどうですか?そのためには、何冊か読まなくてはいけませんけどね。大好きな友だちや家族がすすめてくれる本を読んでみてはどうですか?