大人になったなと感じるとき

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 この年でこのネタはなかなか書きづらいけれど、小さいころから本を読みすぎていた私は、おませ?耳年増?おばんくさい?子どもだった。でも、実は考え方はとても幼稚だったし、知らないことを知らないと言えない、教えてと言えないまま年だけ取ってしまった。周りからはしっかりしているとか何でもよく知っているとか思われたくて、思われてもいて、自分で自分の首を絞めていた。

 そんな私が大人になったなあと感じたのは、やっぱりお酒をおいしいと思った時だと思う。特にジントニックなんかをすっきりしてておいしいなあと思った時、小さいころならきっと飲めなかったなあと、自分が大人になったと感じた。こんなまずいものおいしいと思うなんてなあって。

 大学でお酒がおいしくなって、周りが男子ばかりだったせいでどんどんお酒が強くなり、一緒に飲んでくれる人がいなくなる…というか、いつも酔っ払いの世話をさせられる羽目になっていた。これはダメだなあと、家では一切飲まなくなった。なので、両親は私はお酒を飲まない人だと思っていたみたい。別にだますつもりはなかったけれど、風の噂でお酒が強いことを聞いて、とてもびっくりしたと父が言っていた。

 今でも家では飲まない。お酒は外で楽しく飲むことにしている。そのせいか、最近はみんなと同じように酔っぱらえるようになった。次女は来年20歳になる。どっちの血を引いてもかなりいける口になりそうで、酒の席で失敗しないように厳しく指導しなくてはと主人がいつも話している。