部屋は持たない

今週のお題「わたしの部屋」

 私は小さい頃から部屋は持たない質です。小学校入学の時に祖父母に学習机を買ってもらいました。その机が4畳半の部屋に入っていましたが、そこは教科書とランドセルを置く部屋で、長女の私に続いて、3人の妹弟の机が入り、部屋というよりも物置という感じです。

 では、勉強はどこでやっていたかというと、リビングです。兄弟で、リビングでやっていました。5歳年下の弟は、私の宿題を一緒にやっていたせいで、3歳の頃にはひらがなどころか簡単な漢字も読めるようになっていました。7歳下の妹は、幼稚園にも行っていなかったのに、小学校に上がる頃には私の宿題だった百人一首を私よりも早く覚えてしまいました。長女の私が普通に勉強していましたから、続く兄弟も勉強は楽しいものだと思ったんではないかと思っています。

 子どもが生まれて、私は部屋を与えませんでした。机もリビングに。勉強は私も一緒にリビングで。主人は驚いていましたが、押し切りました。ただ、次女の大学受験に向けては、塾も行っていなかったので、心配しましたが、公共施設の自習室にうまく自分の居場所を見つけて、朝から夜の9時まではそこで勉強していました。

 部屋を持たないことで、持ち物は確実に減ります。置く場所がないんですから。だからって片付いているわけではないですよ、決して(笑)。