「サボりたかった授業」

今週のお題「サボりたいこと」

自分がまさか教員になるなんて全く思っていなかったわたしは、授業を勝手に受けないといけない授業と受けなくても大丈夫な授業に振り分けていました。

高校2年の時、わたしは口内炎をこじらせて、週に一度総合病院に治療に通っていました。治療時間は毎日13時からの30分。学校から自転車で3分の病院に週に1度授業を抜けて通わなくてはいけません。何曜日に行くのか…。考えて出した答えが水曜日の5限目漢文の時間です。「漢文は得意だし、授業受けなくてもわかるし。」と生意気にも判断したわたしは、2学期いっぱい毎週欠課していました。今思うともったいないです。当時の漢文の先生の授業はとても面白かったし、教科書以外の情報は授業を受けないとわからないんですから。ご飯を食べると早々に病院に向かい、治療をとっとと終えて、病院のテレビ見たり、待合の雑誌見たりしてくつろいでました。6時間目に間に合うように2時ごろ帰ってましたね。

大学生の時も、「金融論」の講義があまりにも退屈で、「本読めばわかるし。」と受講をやめてしまいました。サボった時間は泳いでました。

今自分が教員になって、現在は通信制の学校に勤めています。限られた回数のスクーリングという面接授業で生徒のために何を指導しようかと準備するのですが、その度に、勝手にサボってしまった授業のことを後悔する日々です。

無駄なことなんて何もなかったなあとこの歳になると思うんですけどね。若い頃は誘惑に負けちゃうんですよねえ。

サボりたかった授業をサボっちゃってたわたしは、今はサボられないように頑張っております。