振り込まれた話

最近ニュースで流れない日がない山口県の小さな町での事件。実は私もあそこまで大金ではないけど自分のお金ではないお金が振り込まれたことがあります。

大学1年の時のこと。いつも通り奨学金を降ろすために通帳をATMに差し込んで…。「んっ?100万円多いぞ?」わたしの葛藤が始まります。商業高校出身のわたしは、商業法規の授業で、「気づかずに使ってしまったら、残った分を返せばいい。」と知っていました。気づかないふりをして使うか?未成年だしねわたし…。とか自分の人間性を自分で疑う時間が過ぎていきます。

結局父に相談しました。もちろん父も娘の手前使い込むこともできず(笑)、銀行に申し出たところ、「あっ間違えました。」ってことでお礼だけ言われて何もなかったかのように100万円はわたしの口座からなくなりました。何かお礼とかもらったって話は聞いていないので、何もなかったと思います。

小心者のわたしは使い込まなかったけど、今回の24歳の青年はどうやらうち市内の人らしいんだけれども、思い切ったなあと呆れるばかりです。他人のことは考えないんでしょうねやっぱり。

今回の事件が報道された時、大学生だった私があの時使っていたらどうなったんだろうなあって考えました。訴えられたりしたら、前科がついて、先生にはなれなかんだろうなあとか、100万ぽっちで後ろ指さされまくったんだろうなあとか考えましたが、今回は金額が大きいですからね、一瞬でもお金持ちになりたかったんだろうか?気持ちはわからないけど。