「この小説を読んで人生観が変わった」

今週のお題「人生変わった瞬間」

さいころ、我が家では常にレコードがかけられていました。月に一度送られてくる「東京こどもクラブ」というレコードです。今でいう読み聞かせと、歌のお姉さんの唱歌の歌唱、その時々に合わせたお話が録音されています。わたしは飽きることなくそれを繰り返して聞いていました。

誕生日やクリスマスには、母が名作シリーズの本を1冊づつ買ってくれました。また、それを何十回も読んでいました。

小学校に入学し、たくさんの本が図書館にあることを知って、図書館の本を端から端まで全部読んでしまった話は何度かこのブログでも話しましたが、そんなわたしの人生を変えた小説って何だろうかと思い返してみました。

「いろんな本を読みたい」その欲求を満たすために、国語の教科書や資料集に書いてある本は全部読んでいきました。次は何を読んでいけばいいだろう?そう思っていたころ、中学の国語の先生が「成長して、長い小説が読めるようになると楽しいよ。」と授業で話されました。どんな本ですか?と聞くと「ジェーン・エア」とか「さぶ」を読むと人生観が変わるかもしれない。と話されました。

早速図書館に行ってみると、本の厚さに驚いてしまって、その時は読めませんでしたが、いつかは必ず読みたいと思いました。

「さぶ」は中3の夏休みに、「ジェーン・エア」は高校に上がる前の春休みに時間をかけて読みました。どちらも読むのは大変でしたが、読み終わったときは達成感と胸にズンと来る感動がありました。人に左右されない、自分で考えて行動する。そして誠実であること。がわたしの目標になった大切な2冊の本になりました。