お母さんへ

今週のお題「おかあさん」。

 さあ書こうって思って今頃気付きました。結婚した事で私にはお母さんと呼べる人が二人になったんだって事です。おーなんてラッキーなんだ私。

 今回は産みの母の話を。

 私の母は、佐賀で産まれ佐賀で育ち、高校卒業と同時に東京に就職してデパガやってたそうです。とにかくあまり自分の事を話さない両親だったので、祖父母や両親の兄弟から情報を得ることになります。

 炭鉱で働く父と豆腐の行商をする母の間に生まれた4人きょうだいの長子です。典型的な一番上のお姉ちゃんって感じです。いろんな事我慢したり、いろんな感情を抑えたりしていたんじゃないかなあと思います。あまり笑わないし、感情をあらわにする事がありません。子どもの私たちを抱きしめたりしたことは1度もないし、たたいたりした事も1度もありません。って書くと何か冷たい人みたいですね。クールでシャイな人なんですよ(笑)。

 料理も洋裁も得意で、何でも自分で作ってくれます。ただ掃除だけは相当苦手です。これは私に遺伝してますね(笑)。高校時代は美術部と演劇部を兼部していたらしく、絵も上手で、歌も上手でしたが、極度の恥ずかしがりやのため、その歌声を聴くことはとても難しいのでした。そんな芸術のセンスは誰にも遺伝せず…。

 兎に角、「ダメ」とか否定的な言葉をまず言うことがない母を子どもの頃は不思議にさえ思っていましたが、今は私も子ども達に否定的な言葉は言わないんですよね。やっぱりそれが心地いいと思うから。少々わがままに育ちますが、自分で考えて答えを出して、自分で責任をとらせるパターン…やっぱり嫌いじゃないから。

 なかなか実家に行けないけど、元気に100くらいまでは生きててね。プロ級のパッチワークはあんまり根をつめないように!母の日のリクエストDVDプレーヤは明後日買います。