お弁当によい思い出がないので③

今週のお題「お弁当」

お弁当によい思い出のないわたしは、高校・大学では毎日学食に通いました。就職して、実家から通っていたわたしは、再び母のお弁当を食べる生活を2年続け、その後は自分で作るようになりました。

お弁当を毎日作るのは、本当に大変で苦痛で、蓋を開けた時のワクワク感のかけらもない美味しくもない自作弁当に、ある日哀しくなって、やめてしまいました。それからは、大好きなパンを食べたり、おにぎりを持って行くようになりました。今でも、そんな日々です。

ちなみに、主人は毎日弁当を持って行くのですが、お弁当は買って持たせてます。思いっきりサボってます。以前は作っていたのです。でも、仕事や勉強との両立が困難で、主人に「作らなくていい?」と聞いたら、「作らんでいいので、買ってきて。」と言われたので、毎日買ってます。

そんな主婦にあるまじきわたしですが、更にひどいのは、母としてのわたしです。娘たちは給食のある幼稚園や学校に行かせることが、わたしの強い願いでした。

美味しい給食のある幼稚園に通っていた長女ですが、運動会や遠足の日は、お弁当を作らなくてはなりません。ある日、職場に行ってから、「今日は遠足でお弁当が必要だった!!!!」と気付きました。すぐに、実家の母に連絡して、お弁当を作ってもらい、遠足の昼食会場に持って行ってもらいました。なんてことでしょう!!!

長女は、思いもよらず大好きなおばあちゃんが現われ、大好物がたんまり詰まった豪華なお弁当を食べることができ、しかもちゃっかりおやつももらっていました。それはもう大喜びでした。

母としては、打ちひしがれた出来事でした。最初から育児には向いてない、母親には向いてないとは自覚していましたが、ここまでダメダメだと、開き直ってきました。

それからは、運動会など行事の昼食は、わたしはおにぎりだけを作り、母と義母がおかずなどを準備してくださるという、本当にどうしようもないダメ母の状況がわが家の当たり前となりました。

こんなお母さんってそうそういないんじゃないでしょうかねえ。申し訳ない。