娘たちの受験(次女の場合:高校受験)

今週のお題「受験」。

  そして、高校受験。次女はその年甲子園に行った隣町の私立学校に行きたいとずっと言っていました。そこは甥っ子つまり従兄弟が通う学校で、その設備や部活動に勉強に頑張る活気あふれる在校生の姿に影響されたようでした。私は学校はどこでも部活や勉強に頑張ってくれたらよいと思っていたので賛成していましたが、旦那さんとその両親は賛成ではないようでした。

 自分のことをなかなか決められない次女のよくないところが災いし、進路先決定は遅れていきました。第一志望の私立はA推薦(全額無料)が取れたら行ってもいいと父親に言われ、公立をどこにするか考えることになりました。そんな頃市内の進学校に探究科という新しい学科が県内で初めてできることが発表されました。私はその学科の特性が次女の中学での成果や本人の性格にあっているように思い、「1期生だし推薦受けてみたら」と勧めてみました。次女は学力検査を受けずに、みんなよりも早く決まる推薦入学に大きく気持ちが揺らいだようで、結局推薦を希望することになりました。

 地域の科学教室や伝統文化教室、ITキャンプ、イギリスへの留学など、いろいろなことにチャレンジしてきた次女の成果が幸運にも評価され、学校から推薦していただけることになりました。受験自体は全く緊張することもなく、予想通りの問題を自信を持って答えられたようで、無事合格することができました。

 実は、推薦入試の前日が私立の合格発表で、なんとA判定(全額免除)の合格でした。心配しましたが、「公立落ちたら私立に行けるけど、ちゃんと試験頑張るから安心して。」と言われました。

 今でも、私立に行きたかったと言いますが、探究科での学習は活動が多彩で自分の性格にあっていると言っています。適切なアドバイスや相談に乗ってやれなかった親としての自分に反省していますが、今娘がとりあえず楽しく学校に通えて、勉強も大変なのに頑張っている様子にほっとしているところです。

 中学受験も高校受験もなかなかすんなり行かなかった次女ですから、大学受験のことを考えると今から憂鬱な私です。一応私高校教師なんですけどね…。