おとうさんがいなくなって

今週のお題「おとうさん」

 父が亡くなって12年たちました。兄弟がみんな自立してからの母子家庭?なんですが、いなくなっておとうさんの役割考えてみました。

 実は我が家は、家計は父が握っていました。母は家計費を定額もらって、そこから衣食とお稽古ごとの月謝を払っていました。持ち家でローンなしだったので、住居費は税金くらい、車や税金、保険、貯金はすべて父が管理していたので、母は何にもわからなかったようです。ガンになって、父から証書なんかを受け取って、保険をたくさんかけていたのでびっくりしたみたいです。我が家の大蔵大臣は父で、いくら稼いでいたのか母もよく知らなかったみたいです。母はどちらかと言えば浪費家なので(私に遺伝中)…。

 山口県の教育事情を全く分かっていない両親でしたが、父は我が家では文科省でもあったので、羨ましい(と父が思う)子どもさんのご両親にいろいろアドバイスを受けながら、私たちの進路の相談をしてくれていたようで、父のコミュニケーション能力の高さには頭が下がります。母はとっても内向的なので…。

 ほぼ、父が支えていた我が家でしたが、父が亡くなっても、母はあまり困ることもなく、とりあえず暮らしています。父がやってきたであろう諸業務を60過ぎてからやる羽目になった母は、大変だったようですが、今では終活もできるようになっています。進歩進歩。

 金銭的に特別困ることがなかったのは、とても大きいです。一生懸命働いてためてくれていた父に感謝します。父のいない分私たち兄弟で母を支えていかなきゃなと、このブログ書きながら、ふかーーーく反省した私なのでした。