私の勉強法(語学 その2)

 語学に対する苦手意識がかなり強かった私にとって、新しい言語を学ぶことはとても決心のいることでした。でも当時の私は、「オリンピックで全日本(バレー)を応援したい。」という気持ちが強く、1人で行くことを決めていたので、文字くらい読めないと困るだろうなという気持ちで、バイト代をはたいて、カルチャースクールのハングル教室の扉をたたいたのでした。

 当時私は大学3年生。講師はなんと同じ学部の留学生でした。メンバーは20歳の私以外は、県庁に勤める方が2人と自営業の社長さんが2人という5人でした。1年半はそこで勉強して、ハングル教室が閉鎖することになりました。そこで、県庁にお勤めの2人の方に誘われて、講師である留学生(3人先生が変わりました)のお宅に伺って勉強を続けることになりました。

 先生は私の大学の留学生会館に住んでいました。大学が終わって通うにはこれ以上ない好条件(笑)。その後職場も大学から5分だったので、結局7年間教わることになりました。

 先生のお宅に行ったら、雑談も全部ハングルです。1人ずつ1週間にあったことや、何かテーマを決めて、レポート用1枚にまとめた作文を声を出して読みます。毎週このレポートの宿題が大変でした。まず日本語で作文して、ハングルに直すんです。今なら翻訳ソフトでスイスイできますけど、あの頃は、辞書を引き引き大変でした。

 発音や文法が訂正され、レポートは赤ペンで真っ赤になって、韓国の文化や暮らしについての話をしながら、1時間のレッスンが終わります。これを5年続けたおかげで、ある日、夢をハングルで見ていたり、偶然聞いたラジオのハングルが普通に聞き取れたりするようになりました。

 あーーー私の英語や中国語の勉強は大間違いだった。私の耳を大いに生かすべきだったんだ!と気づいたのは随分後のことです。私と同じ失敗を私の遺伝子を持つ子どもたちにさせてはなりません。私は次女を3歳からネイティブの先生のいる英語教室に入れて、今でも教室を変えながら(ここ大切です)、18歳の今日まで英会話を続けています。「他のお稽古ごとはやめて構わないけど、英会話だけはずっと続けてね。」と言ってます。

 語学習得の方法は人それぞれですが、我が家の場合は、良い発音を聞いて、どんどん使って習得するのが性に合っているみたいです。次女は決してペラペラしゃべるわけではないのに、海外に行くと発音がいいとか、聞き取りがとてもよくできていると言われるそうです。テストの点数はほぼリスニング(笑)。

 生まれ変わったら、英語を基礎からやり直したいです。今からでも…いえ、私はハングルの勉強を再開することに決めました!頑張ります!!

 

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by ギノ