もう一度行きたいドイツ

お題「もう一度行きたい場所」

 平成27(2015)年11月。私はドイツに研修で行きました。ドイツは私にとって、憧れの地でした。1974年小学4年生のとき偶然テレビで見たサッカーのワールドカップの西ドイツチームの試合に心を奪われてから、何となくドイツと言う国が私の心に住み着いた感じです。大好きになった選手にドイツ語でファンレターを書いた中学時代を経て、今でもずっとドイツチームのファンです。

 でも、自分がドイツに行くなんて思いもしなかったのですが、2015年4月視察旅行の行く先がドイツであることが発表されました。実はその前の視察旅行先がオランダで、ヨーロッパ行ってみたいなあくらいのノリとミッフィーちゃん好きだしくらいのノリで申し込んだのですが、落選して、退職寸前の先輩が行くことになったことをちょっと妬んでいた(性格悪くてごめんなさい)私は、あっさり前回はずれてよかったあと、ドイツ行きに手を上げ、当時の上司の理解もあって行ける事になりました。

 今思えば大殺界の真っ只中、腰も足も痛めていてよく行けたなあと思います。帰国のときはドイツの別の空港ではストライキの真っ最中で、帰国便のアムステルダムでの乗り継ぎ便を待っているときにパリでテロが起きて、と何だか添乗員さんは大変そうでしたし、飛行機は4時間遅れましたが、ちゃんと帰ることができました。

 ドイツはとても大きい国で、私が行ったのはハンブルグという北欧よりのほうです。これも幸いしたんですね。以前はドイツとフランスを研修したそうで、その行程にしていたら、ストライキやテロに巻き込まれていた可能性もあったわけです。

 ハンブルグは、まさにハウステンボスみたいな町並みで、研修中にはバスや電車といった公共交通機関で移動するのですが、あまり緊張しませんでした。本当にハウステンボスにいるみたいで(笑)。成田から15時間でハンブルグに到着し、落ち葉の町並みを楽しみました。スーパーが朝7時には開いているので、毎日みんなで早起きしてウォーキングしてお買い物に行っていました。気温は低くても、乾燥していて特に寒くはありませんでした。景観を大切にしていて、近代的な建物を建てられない条例があるみたいでした。広い歩道は歩行者と自転車をしっかり分けていて、散歩やウォーキングを楽しむ人々がたくさん見られました。とにかく落ち葉がすごい!きっと日本だったら掃除しまくるんだろうけど、ほとんどそのまま。でもそれがいい雰囲気出している…。

 またあの空間に行きたいなあ。今でもなぜか早起きして歩いた薄暗い落ち葉だらけの歩道を思い出します。また必ず来るからねとハンブルグの町に誓ってきたので約束は守らないと!