修学旅行を振り返る(仕事…)

今週のお題「修学旅行の思い出」

 私は高校教員なので、人よりたくさん修学旅行に行っています。んー思い返すと仕事では8回くらいでしょうか。東京に3回、沖縄に1回、信州スキーに2回、北海道に2回くらいです。

 修学旅行にいっぱい行けていいねって言われます。でも、ちっともよくないですよ。自由は全くないですし、責任は思いし。真剣に考えれば考えるほどしんどい仕事です。引率って。でも、仕事は楽しみたいと思っているので、企画の段階から一生懸命取り組みますよ。旅行会社への提案とか、生徒への提案とか、東京も沖縄も信州も北海道も何度も行っている場所なので、いいところや気をつけたいところ、こうしたらもっと楽しめるのにとか、考えて提案して、生徒が楽しんでくれると自分も楽しいですからね。

 今までで一番つらかったのは、北海道でのスキー修学旅行です。サッポロビール工場でジンギスカンの夕食だったんですが、引率なのでもちろんビールが飲めない…。ジョッキいっぱいのウーロン茶が出てきたときは、涙が出てきました。「サッポロビール工場なのに…」って。いやいやそれじゃなくて、インフルエンザになった生徒が出て、2人で山を降りて、診療所で過ごしました。全くスキーせずに…。生徒もかわいそうでした。実はその時の生徒とは20年以上経った今でも交流があって、仲良しなんです。あの辛い時間をともに過ごした戦友みたいな感じですね。

 最近は司書教諭なので担任になる事がないので引率に行く事もなくなりました。修学旅行の様子も、学校や企業見学があったり、グループ研修があったりして、様変わりしていますね。久しぶりに引率してみたいような、やっぱりやめておきたいような…。んー複雑です。