小学生のころから自分に自信がなかった。何をやってもダメで、つまらない人間だと思っていた。結局自分は特別な人間になりたいって思っていたのかもしれない。
でも、大学を留年して、逃げ続けていた自分を見つめる作業にどうしても取り掛からなきゃいけなくなって、自分のよさは「へこたれないこと」と「学ぶことが好きだ」というこの2点だと思った。
それからいろいろなことに首を突っ込んできたことが、結局今の自分を豊かにしてくれていることに今気づいている。とりあえず人に勧められたことは特別嫌じゃなければとりあえずやってみる。それが今では趣味になっていたり、仕事に役立っていたりしている。
去年の今頃、コビットでどうなるかわからなかった頃、次女が大学生になり、私にもささやかだけど時間ができるのを機会に、体を定期的にメンテナンスするためにストレッチ週1回、ずっと先送りにしていたハングルの再学習をお茶の間留学で始めることにした。結局ストレッチは6月開始になったけれど、どうにか決意表明通り学び始めて1年くらい過ぎた。
「学ぶ気持ち」は本当に大切だ。今そう深く思う。私にとって「学ぶ気持ち」はエネルギーだ。毎週1回のストレッチは体を癒してくれるし、体の仕組みを学び日々の活動を支える活力と知恵を与えてくれる。痛いけど…。思うように進まないハングルの勉強も、30年前ほどの吸収力のない頭に、情けなくなる日もあるけれど楽しさの方が勝っている。学ぶって楽しい。
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