子どもたちが大人になったと感じた瞬間

今週のお題「二十歳」

 私には21歳になったダウン症の長女と、春から大学進学が決まった高3の次女がいます。

 法律上大人になったのは長女です。長女は進学できず、支援学校高等部卒業後は、就労支援B型っていうことで、お仕事をしてささやかなお給料を頂き、そこからお昼のお弁当代を出し、残りをお小遣いとして使っています。昨年はちょっとしたボーナスもいただきました。

 私たちは、もう少し学生として長女の成長を見ていきたいと思い、先生方のアドバイスを抑えて、進学の道を模索しましたが、失敗しました。障害があっても進学し、職業指導と学習指導を受ける権利はあると思うのですが、進学先はとても限られています。もっといろいろあっていいと思うのですが…。

 長女は少ない給料から、妹である次女に毎月お小遣いをあげています。その姿を見ると、「あー大人になったな」って思います。時々、1000円札と5000円札を間違えて渡してしまうのですが、それをわかっていてもらってしまう悪魔の次女はまだまだ子どもです。