アウトプットは大切ですね。

 この仕事に就いて32年たちました。勉強不足のままこの仕事に就いたので、インプットにばかり気を取られ、アウトプットを意識するようになったのは、5年前にドイツに研修に行ってからです。

 ドイツへの研修は、全国各地から先生が集まって、ドイツの学校や企業を見学して周るものでした。団長は当時の全国の商業高校の校長先生のトップの方でした。「みなさんは、全国の先生方の代表で来ているのだから、帰ったら、しっかりアウトプットをしてください。」と言われ、身が引き締まる思いでした。報告書を書いたり、雑誌の記事を書いたり、研修会の講師をしたりとアウトプットの大変さも重要さも身に染みたものです。

 その時、だれが言い出したのか、「みんながそれぞれ撮った写真を共有できるといいね。」と私に依頼が。グーグルフォトを使って、写真をすべて共有し、今でも懐かしくその写真を見ることもできます。各自の報告書や研修会の資料に写真を有効に使うこともできて、思い付きでやった割によいアウトプットができたなあと思っています。

 それから、自分の学んだことや調べたことはできるだけ共有するようになりました。助言していただいたり、次の活動へつながったりとよいことが多いです。

 今年から、教務主任になって、今まであまり興味のなかった(ごめんなさい)ことも担当するようになりました。勉強したり調べたりしたことは、40代のころからA4用紙にまとめるようにして、エバーノートに保存しているのですが、今年は、まとめたものを月に1度A4両面で広報として発行することにしました。「道徳」「ICT]「新学習指導要領」「休校対策」「タブレット」「観点別評価」といったテーマです。A4にまとめるのは大変ですが、良い勉強になります。最近その広報が他校の先生の目に留まり褒めていただきました。嬉しいです。こっそり始めた活動が評価されるとは全く思っていなかったので、かなり嬉しかったです。アウトプットは大切ですね。