基本的に暗い子だった…

お題「わたしの黒歴史」スロットで「ワタシの黒歴史」出てきました。基本的に暗い子どもだったので、この手の話題には事欠きません。

 今も多少そうですが、一人が好きです。だからといって他人を寄せ付けないって訳ではないのですが、人の意見を聞くことができない基本わがままな人間なんでしょうかね。家族、特に妹たちは私のそんな性格をよくわかっていて受け入れてくれているので、私はあまり不自由を感じなかったですが、交友範囲が広がるたびに少しずつ苦しさが増してきていました。

 小学校2年生ぐらいから、学校では必要以上のことは話さず、ほとんどの時間は図書館で本を読んでいました。図書館の本は1冊残らず読みました。家でも百科事典や国語辞典を隅から隅まで読んでました。テレビもいろいろな番組を見ていました。かなり変な子どもだったと思います。私みたいに何のとりえもない役に立たないちっぽけな人間は何となく24歳くらいで死ねるといいなあって思っていました。悲しむ人を増やさないために、結婚もしなくていいなって思っていました。

 そんなこと考えているので、学校ではあまり笑わず、陰気な印象だったと思います。高校・大学と環境が変わっていって、笑うことや趣味も増えて、少しずつ変わっていったと思います。死ぬつもりだった24歳を過ぎた頃から明るく生き生きと過ごしている自分に気がつくようになりました。小さい頃のことはあまり思い出さなくなって、楽しい思い出も増えてきました。それがなぜなのか、本当のところはわからないですが、何となく生徒とのふれ合いとか人との出会いが原因なのではないかと思います。

 私は特別不幸だったわけでもなく、普通の家庭で普通に過ごしていたのに、楽しさとか満足感とかをほとんど感じられず、自己肯定感がほぼゼロだったのだと思います。でも冷静に周りを見てみると、そんな私を認めてくれたり愛してくれる人がいる。そのことに少しずつ気付いていったんだと思います。

 そんな私が母親になったので、子どもたちにはたくさんの経験をさせて、自分の意見を持って、それを口にできる人間になってほしい、基本笑顔の似合う女性になってほしいと思いながら接しています。それは、仕事で接している生徒たちにも言えることです。私の黒歴史も今の仕事には大いに役に立っています。生徒の中には少なからず自分をうまく表現できずにいる昔の私のような子どもがいると思って接することができるのが、きっと私の強みでしょう。