仕事と子育て③

 私は小さい子どもが苦手です。だから高校の先生になりました。そんな私は、子育てはとても苦手です。結局2人の娘はダウン症の長女でさえ1歳から、次女なんて2月に産んで、4月には職場に復帰しました。子育ては義理の両親や実家の両親、託児所・幼稚園・療育・幼児教室の先生方という子育てのプロにお任せしておりました。初めての寝返りも、初めてのたっちもあんよも見ていません。母乳が出なかった私は、授乳もミルクなので誰でもできる状態で、知らないうちに乳離れが終わり、おむつも外れているという体たらくでした。よくわからないうちにしゃべり始めていました。

 そんな私なので、義母や託児所・幼稚園の先生方との意思疎通はとても大事にしてきたつもりです。何しろ子育てに関して何もしていない私としては、「今日初めて〇〇しましたよ。」とか「今日はとても〇〇でした。」という連絡・報告はありがたいものでした。2人の娘はたくさんの方々に子育てに参加していただいたお陰で、自立心と幅広い知識を得たような気がします。今でも私のできないことを娘たちができたりします(笑)。無理やりできもしない子育てをしなくてよかったなあと思う今日この頃です。

 とはいえ、週末はべったり子育てをするというのが私なりのこだわりで、いろいろな経験を積ませることに集中していました。自分自身が両親からいろいろなチャンスを作ってもらって体験したことが案外今の仕事にも生き方にもよい影響を与えている気がするからです。「とりあえずやってみる。やってみないとわからない。失敗も経験。」これが私の実家の家訓のようなものですから。

 子育てにたくさんの方にかかわっていただいたことは、もちろんよいことばかりではありません。娘二人の我が家ですが、なぜか戦隊ものが大好きな娘たち…。託児所での影響に他なりません。やんちゃなものの言い方も、女の子にあるまじき足さばきも…。そこは、しっかりだめだと正すことが親としての役目ではありますね。でも、先生方の指導のお陰で、女の子らしくふるまうこともしっかりと覚えてくれました。私だとそうはいかない気がします(笑)。

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て

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by オリックスグループ