お弁当が苦手な私ですが②

今週のお題「お弁当」

 エビアレルギーがお弁当嫌いの原因の一つではありますが、もう一つ最大の事件が高校生の時に起こります。それは、お弁当カチカチ事件です。

 私が高校生だったころは、今と同じ大きさの教室に45人を超える人数がぎゅうぎゅうに詰め込まれていました。荷物は、冷たい廊下の冷たい鉄のロッカーの中に入れられています。高校1年の寒い冬、いつものようにロッカーにお弁当を入れて、お昼休みにおなかをすかせてお弁当を食べ始めました。なんと白飯が凍りついて、お箸で一気につかめてしまいました。少し溶けたところで、じゃりじゃり言わせながら食べたご飯は最悪の味でした。その頃の私は、言ってもしょうがないのに、母に恨み言を言ったわけです。翌日から、寒い日は、お弁当をもっていかず、食堂でお昼を食べることになりました。生徒のほとんどが男子の中、しかも1年生ながら、食堂に駆け込む私は勇者のよう…だったかな(笑)。

 冷たいご飯が嫌いな遺伝子は、次女にも遺伝してしまい、次女は冷たいご飯の入ったお弁当が大嫌いで、高校にはランチジャーを持参していました。今でこそいろんなかわいいランチジャーがありますが、その頃はあの黒い大きなランチジャーが当たり前の中、少しでも小さいのを探して持たせたものです。今では、スープジャーにスープを作って持って行ったりしているようですが、ほとんど学食で温かいご飯を食べているようです。うらやましいなあ。