9月8日のこと

9月8日は秋入学を導入している職場で10月から入学または編入する生徒たちとの面談の日でした。かなりの人数が秋からメンバーになるわけですが、その中には見覚えのある名前が…。

初任校で夫婦そろって担任した生徒の子どもさんの名前です。毎年年賀状のやり取りが続いている30年の付き合いですが、お母さん同伴で生徒が来たので、お母さんとなった教え子と30年ぶりの再会となりました。懐かしさで言葉が出ませんでした。面接でお母さんそっくりな話し方をする彼女に声をかけそうになるのをぐっとこらえて、今日の日まで連絡を取らずにいました。教え子はとても驚いていましたが、喜んでもくれました。子育て大変だったんだろうと思います。今の職場に来る生徒は多かれ少なかれ学校生活で苦労しているはずですから。これからは教員と保護者として、また友人として相談にのれたらと思います。

そして、9月8日は中学からの友人の誕生日でした。中学時代の同級生で作るグループLINEでは、いつも明るく楽しい話題を提供してくれる彼女の誕生を祝う言葉が並びました。ご主人はわたしの保育園時代からの同級生で、高校を卒業してすぐに結婚したおしどり夫婦です。そんな彼女からのお祝いのLINEの返しに、信じられない言葉が並びました。5月20日にご主人が突然亡くなられて、立ち直れないでいたのだという彼女の言葉にわたしの涙は止まらなくなりました。

悲しくて、眠れなくて…。そのうちにテレビでは、イギリスのエリザベス女王の死が報じられました。

いろいろなことが重なった大変な一日でした。