前にも書いたことがありますが、高校では、男子バスケット部のマネージャーをやっていました。初任校でバスケット部の副顧問になってしまったのは、それがばれてしまったからですね（泣）。
高校に入学し、今更ブラスバンドは入れないし、どうしよう…。入学時に実は地元のバトミントンのサークルに妹達と参加していた私は、バトミントン部に見学に行きました。強い部活で、とても美人な先輩とすっごくかっこいい先輩がいました。練習はとても厳しくて、通学に1時間かかる私にはとても耐えられそうにありませんでした。1日で遠慮させていただいて、どうするか迷っていました。
高校に合格してすぐに、陸上部の顧問の先生から勧誘のお手紙をいただいたのですが、絶対無理だ！と思ったし、憧れの高校の野球部のマネージャーは隔年募集で、私の年は募集がない年だったので、どうしたものかと悩んでいました。
そんな時、受験のとき仲良くなった2人が揃って男子バスケットのマネージャになるというので、見学に行くことに。実はその2人はとっても美人で、2年と3年のマネージャーの先輩も美人で…。私美人に弱いんですね（笑）。で、バスケットのこと何も分からないのにマネージャーになることに決めました。友達もびっくりしていました。
そんなよく分からない気分で始めた部活動でしたが、コーチは滅茶苦茶厳しいし、ずっと立ちっぱなしで辛いことも多かったのですが、先輩は優しいし、バスケットは面白いし、楽しくて楽しくてずっと続けるつもりでした。
ですが、一緒に入部した男子部員15人は、部活動の厳しさに、どんどんやめていって、1月には0人になってしまいました。2人の友人は部の3年の先輩とそれぞれ付き合い始め、先輩が卒業する頃退部してしまいました。18人いた同期が2年になったときは私1人になってしまうという悲劇的な展開です。4月に後輩達が入ってきて、夏休みが終わった頃から、私がいると後輩がやりにくいだろうなあと感じるようになり（勝手に私が思っていただけなんですけどね）、「勉強を頑張りたいから」とか言って、２年の10月ごろ退部しました。
中学では、途中入部だったので、高校では頑張りたかったのにと残念な思いと、先輩達に申し訳ない思いでいっぱいでした。しかし、１こ下のマネージャーが退部したこともあって、３年になる頃、先生方に説得されて、２年の3月には復活しました。そんな私だったので、正式なOGと名乗ってよいものかどうかという不安もあって、言わずにいたのですが、今でも滅茶苦茶怖い母校のコーチに会うと挨拶しないわけにも行かず、ばれてしまいました。
マネージャーとしての経験は私にとってとても大きいものでした。それまで、人のためにとか考えたこともない人間だったので、思いやりや優しさ、そして厳しさや正しさを身をもって学ぶことができました。次女が野球部のマネージャーになりたいと言った時、内心とても嬉しかったです。次女には最後まで頑張ってほしいなあ。
