激レア体験③「他人のキスシーンを凄い至近距離で見たこと」

今週のお題「激レア体験」

 ②でも触れましたが、私は1988年当時大人気だった日本バレーを追っかけて、ソウルオリンピックを見に行きました。バレーだけでよかったんですけど、他の競技のチケットもセットだったため、ある日陸上競技会場に行きました。

 バカでかい会場で、諸々の競技の予選が行われていました。座席はかぶりつきの一番前の席。スタジアムはガラガラでした。予選とはいえ、鍛えられた選手たちの姿に釘付けの私たちツアーメンバーでした。お昼はツアーのスポンサーロッテリアハンバーガーセット。食べ終わる頃には、スタジアムは埋まり始め、決勝の始まる3時には超満員でした。

 ふと気づくと、そんなに隙間も開けていなかったのに、黒人の大柄のおじさんが私の横に半分おしりをのせて座っていました。どっかの国の選手の家族かなあ…くらいに思っていました。

 いよいよ本日のメイン(と私は思っていた)フローレンスジョイナーが登場しました。そして、圧倒的な速さで優勝しました。そして彼女は私の方に駆け寄ってきます。階段も登って…。

 なんと隣のおじさんは、ご主人のアルジョイナーさんだったのです。二人は熱い抱擁とキスを!私の隣でし始めました。その時私は20歳。一体どんな顔してみていたんだろう?だって「ブチュー」って音してたからなー。でも、キスよりも鳥足の照り焼きのようにつやつやでおいしそうだったジョイナーさんの太ももが目に焼き付いています。

 きっとこれこそ激レア体験ですよね。