マスクする1日

お題「#この1年の変化

 1日のほとんどをマスクをして過ごす…そんな日がもう1年も続いています。

 昨年の1月26日に次女と福岡に買い物に行ったとき、本当にちょっとだけコビットにおびえながら福岡市内に行きました。「思ったほどマスクしている人いないねえ。」なんて話しながら、文房具屋さんのレジ横に、「販売員がマスクをして接客をいたしますので…」というお断りの張り紙を見て、じわじわと近づくコビットを感じていました。

 1週間後の2月2日の横浜でのASTROのファンミーティングでは、マスクをしていない人はほとんどいませんでしたが、今では当たり前のソーシャルディスタンスなんていう観念はなく、行列は外で、寒風に震えていました。

 ただ、移動時に飛行機や電車、街中ではまだまだマスクをしていない人が若者を中心に見受けられましたね。まだ今ではほとんど見ることのない海外からの旅行者の団体もほんの少し見かけました。「まだ海外の人って日本に来れるんだね。」と次女と話したりしました。

 でも、着実に少しずつ生活の変化を感じました。横浜から帰って、2月3日は次女は電車で福岡に大学の入学前研修に行きました。マスクと消毒とクレベリンを持たせて送り出しました。結局それが最後の研修になり、3月の研修は中止になりました。

 ラテックスアレルギーもちの私は、ラテックスフリーの不織布マスクを毎年3箱行きつけの薬局に注文しているのですが、2月に入ってそのマスクを買いに行ったときには、マスクはすでに一般の方に販売されていました。手元に残ったラテックスフリーマスクはその時点で3枚入りが3袋でした。

 経験則でポリウレタンの耳ゴムが自分の体に合わないということはわかっていたので、マスクを買う際は成分表をチェックします(最近ポリウレタン5%のマスクにチャレンジして、どうやら大丈夫だということがわかりました)。売り場にはほぼありません。ラテックスフリーのマスクはネットでも入手困難で、どうすればいいか悩んでいましたが、手芸上手の母と妹が私のためにマスクを手作りしてくれました。

 マスクを1日中する日々が1年過ぎて、時折めんどくさくて普通のマスクをしては耳の上の方がかぶれ血が出るという、我ながら情けない状況が2・3度あるものの、耳がちぎれたりはせず過ごせています。マスクが手元に9枚しかなくなったときは、この先コビットに罹るか耳がちぎれ、顔が腫れるかどちらを選べばいいのかとまじめに考えていましたが、母の手作りのマスクは赤ちゃんに使うガーゼや私がかぶれない布地を内側に充ててくれているため、かぶれず、むしろ保湿されて例年より唇やほほの肌の調子がいいという、嬉しい状態です。母よありがとう。

 いつかマスクを1日中しなくて済む日が来たら、感動するだろうなあ。そして今のこの状態を懐かしく話す日が来るんだろうなあと、そんなことを考えながら、久しぶりの長文を書いてみました。