「あの旅行に行かなかったら今の自分はいない」

今週のお題「人生変わった瞬間」

小さい頃から父の影響でオリンピックをよく見ていました。その中でも男子バレーにはまって、お気に入りの選手を追っかけるようになりました。

1988年。お隣の韓国ソウルでオリンピックが開催されることが決まり、男子バレーを応援するため、初めての海外旅行に行くことに決めました。当時大学生だったわたしは、留年したおかげで、当時は大学4年生。単位はもう取り終えて、休みは取り放題だったので、バイトでためたお金を積み立てで増やし、一人でオリンピック観戦ツアーに参加しました。

世界中の人がやってくるオリンピックを体験できたことは、それまで日本しか知らなかったわたしを大きく変えました。世界には当たり前だけどいろんな人がいて、日本にいるだけじゃ本当にもったいないと心底思いました。そして世界に出ていくには、英語が欠かせなくて、しっかりお金も稼がなきゃと思いました。そしてもう一つ、自分の国である日本のことをしっかり知ることも大事だと思いました。

オリンピックに行くまで、日本と韓国との歴史的背景など、申し訳ないけれど全く気にもしていなかったわたしは、韓国でかなり恥ずかしい思いをしました。知らないってことは本当に恥ずかしいことなんだと…。今まで避けてきた、苦手な英語や歴史も興味を持つことができました。そして今のわたしがあります。

好きなことだけではできることが限られてくる。成人しているわたしの可能性を広げられるのは自分だけだと思いました。チャンスがあればいろいろなことにチャレンジし、失敗を恐れないことが今もわたしのモットーですね。これは娘たちもそうあってほしいと思います。これからもきっと変わらないと思います。