生まれてくれてありがとう♪

 今日はダウン症の長女の生まれた日です。長女は予定日よりも1ヶ月も早く生まれてきました。その日は小春日和の暖かな日で、お休みだった主人と公園にいった帰り、急にお腹が張ってきました。「これってもしかして…?」初めてのお産なので何がどうなったら病院にいくものか分からない私でも、何となく変だなと思うお腹の張りです。30過ぎてからの出産だったので、万が一を考えて総合病院に通院していたので、連絡をすると、すぐに来てくださいと言われ、念のためにと早めに準備した入院セットを持って病院に行きました。

 2,450gと小さかった娘は、超安産ですぐに生まれました。元気よく産声を上げて…。でもすぐには会わせてもらえず、保育器に入れられてしまいました。翌日無事に私の元にやってきましたが、すぐに婦長さんが心音の異常に気がついてくださって、医大に搬送されることになりました。

 医大で診察を待つ間、涙が止まりませんでした。何でこんなことになったんだろう?って思いが頭の中をくるくる駆け巡りました。ダウン症であることは程なく分かり、心臓に穴が開いていることが分かりました。それは意外とよくあることだからといわれましたが、11ヶ月のとき穴を塞ぐ手術をしました。そのとき、弁の不全が見つかり、それは治らないということが分かりました。ずっと血液の逆流を抱え生きていかなければならないことが分かりました。

 入退院を繰り返す日々が4歳になるまで続きました。仕事にも医大から通う日々に、仕事も辞めようと思いましたが、主人や家族に「辞めるのは最後でいい、できるところまで頑張ってみよう。」と励ましてもらいました。

 いろいろありましたが、長女は現在18歳あっ今日で19歳、来年は成人式です。1歳まで生きられるか…、3歳まで生きられるか…、せめて小学校に入学させてあげたい!などと少しずつ私たちの願いをかなえてくれた長女です。生まれてくれてありがとう。お母さんはとっても幸せだよ。