「大切な人に伝えたいこと」

今週のお題「大切な人へ」

 私は27歳まで実家で暮らしていました。大学も就職先も実家から車で20分ほどのところでした。家事はもちろんいろんな相談事も両親や妹たちと過ごす中で解決してきたことも多くありました。娘も持って、マスコミをにぎわせる若い女性の障害・殺人事件を見るたびに、「せめて大学を出るまでは手元に。」と思っていました。ここに住んでいて、幸い勉強できない分野はほとんどなくて、トンビが鷹を産まない限りは、東大だのハーバードだのには行かないと思うので、ほどほど勉強をして、大学生活を楽しんでほしいと思っておりました。

 ところが、次女は進みたい道を決め、県外の大学に進学することになりました。2月には住まいが決まり、明日は大学に手続きに行きます。アパートは家具や家電はついているのですが、それでもこまごまとしたものを、IKEYAやらニトリやらで買わされ、アパートに運び込む作業をしています。

 今は淋しさはないけれど、きっともうすぐとても淋しくなるんだろうなあと思うと、ふと5歳下の弟が18歳で就職のため東京に旅立っていった日のことを思い出しました。新幹線のホームで父が泣き出したのです。父は不仲だった弟が家出のように(進学校だったのに公務員試験をこっそり受けて勝手に就職を決めていました)就職してしまったことを後悔していたのか、苦しんでいたのかわかりませんが、とても不器用で融通の利かないできの悪い息子の行く末を危ぶんだのでしょうかかなりの号泣だったようで、母が驚いていました。母はとってもドライな人なので、2時間ドラマでは泣いても自分の身に降りかかる少々の出来事には動じません。「何で泣いてんの?」と思ったそうです。

 旅立つ日が近づく次女は、留学もしたいいし、留年もしたいそうで、大学院も行くだろうし、一体何年大学生をするのかわかりません。そのまま夢を叶えれば家には帰ってこないでしょう。

 次女には、「おじいちゃんおばあちゃんを悲しませるようなことだけは、絶対にしてはいけない。何か危ないことに誘われたら、おじいちゃんやおばあちゃんお顔を思い出して、勇気を出して断るんよ。でも、困ったらお父さんやお母さんに相談しなさい。必ずね。一人で抱え込むのは絶対にダメよ。」と言いました。家に一緒にいれば、声色や顔を見ればわかることも、離れてしまえばそうはいきません。言いたいことはもっともっとたくさんありますが、「ウザイ」と言われるのもつらいので、このくらいで…。

 次女の一番心配なところは、異常な人見知りな割におせっかいなところですね。義母がとても面倒見のいい人で、懐が深く、次女はとても似ています。個人主義で育った私とはそこが大きく違います。一旦親しくなると友人や周りの人の窮地を見逃せないので、巻き込まれるんじゃないか?いろいろと!って心配です。でも、その性格のお陰で、友人も男女問わず多く、誰からも下の名前で呼ばれる次女が今のまんま楽しく過ごせますように。