郷土料理だと気付かずに食べていたもの

今週のお題「これって私の地元だけですか」

わたしの両親はどちらも佐賀出身で、母方の祖母は豆腐を作って売っていました。その祖母が盆正月に帰省すると必ず作って食べさせてくれていたのが、「笹雪豆腐」です。「呉豆腐」も同じものかもしれませんが、甘くて、トロトロでとてもおいしかったです。今では、スーパーで見ることもありますが、あの祖母の豆腐にはかないません。

佐賀や長崎の叔母の家に行くと、ちゃんぽんや皿うどんがよく出てきます。これが郷土料理だということも大人になって知りました。

山口には「瓦そば」というおいしい鉄板焼きの茶そばがあります。下関に住む友人は小さい頃からホットプレートでよく食べていたそうですが、わが家では一度も食べたことがありませんでした。今では、お出かけしておいしい瓦そばを食べることもあります。

他にも、郷土料理だとは気づかずに食べていたものが、「けんちょう」です。結婚して宇部に嫁いで、義母がよく作ってくれる、大根やニンジンとお豆腐を甘辛く炊いた煮物が、山口県の郷土料理であることを結婚してから知りました。けんちん汁は実家でもよく食べていたので、その汁がなくなった感じの「けんちょう」は、家族みんなが大好きなおかずの一つです。次女は帰省すると義母に作ってもらっています。わたしは上手に作る自信が全くないので手を出しません。

あー食べたくなりました。