お風呂っていう文化

今週のお題「お風呂での過ごし方」

結婚して23年たちました。結婚して他人と暮らしてるって実感したのがお風呂の文化の違いを感じた時です。

わたしの両親は佐賀出身で、祖父母の家はどちらも佐賀にありました。父方のお風呂はいったん外に出るタイプで、夜は怖いし冬は寒いしで、なかなか趣のあるタイプ、母方はちょっと深めのツボのようなこれまた趣のあるタイプでした。どちらも薪で焚く五右衛門風呂でした。入るとざばーーーんとお湯があふれるのが最高に気持ちいい、今思うととても最高でぜいたくなお風呂だったのです。

そんなお風呂文化の両親なので、当たり前のように五右衛門風呂で、この時期だとカメムシと格闘しながら子どもたち(わたしたち兄弟)が当番制でお風呂を焚き、ざばーーんとお風呂に入っていました。

独立して、ホーローのお風呂になって、小さなお風呂だけど肩まで浸かれるお湯を張ってお風呂に入ってました。時にはざばーーーんってしたりして。シャワーで済ますなんて考えたこともなく。

結婚して、当たり前のようにっていうか疑うことなく、しっかりお湯を沸かして毎日お風呂に入っていたのですが、主人に「なんであんなにお湯入れるの?もったいないくない?」「俺、今日シャワーにするわ。」と言われました。それからは、お風呂だけは遠慮しながら入っています。お湯も毎日が半身浴のようです。最近は主人がスイミングでお風呂に入って帰ってくるので、シャワーで済ますことも多く、お湯を張る日も膝くらいまでです。

自分でも何でそこまで主人に譲歩しているのか理解できなんですけどね。まあ習慣ですね。結婚してすぐの頃、お風呂に膝くらいまでしかお湯を張らせてくれないって実家で話して以来、実家の家族に主人は倹約家だ(もしくはみみっちい)と思われています。かわいそうに。