人がいなくなるということ

今週のお題「おとなになったら」

小学生の時、密かに大好きな俳優さんがいました。その頃は、同級生はアイドルに夢中だったし、その俳優さんが好きだという人が周りにいなかったし、何よりも初めて素敵だなあと思った俳優さんだったので、恥ずかしくて誰にも言えなかったのです。

その俳優さんが、わたしが高校生の時、自死されました。衝撃でした。ずっと好きだった人が急にいなくなって、それまでも「死」について考えることの多かったわたしは、気付くと「死」について考えることが多くなりました。あの頃は「喪失感」っていう言葉を知らなかったから、不思議な思いを抱えながら、日々を過ごしていました。

そして、先月4月19日、次女とわたしが応援しているいわゆる推しのK-POPアイドルの死亡がニュースで報じられました。ついこの間日本でのライブを見て盛り上がったばかりだったので、最初はにわかに信じられませんでした。海外のアーチストですが、日本のニュースでも報じられました。でも、本当だとは思えなかった。

高校生の時以来の喪失感を感じ、心にぽっかり穴が開いて、それまで聞いていた彼の歌や動画も見るのが辛い状況です。親のような気持ちで応援していたので、家族の方や一緒に活動していたメンバーの心中を思うと、更に心が痛みます。

大好きだった人がいなくなるということ。

大人になったら、上手に乗り越えられるのでしょうか?