読みたいと切実に思った時のこと

今週のお題「読みたい本」

中学の時の国語の先生がやけに古文や漢文を熱心に教えてくださったおかげで、高校で古文・漢文の授業が大好きになりました。特に源氏物語はちょうど大和和紀さんの「あさきゆめみし」の影響で大好きになって、いつか原文を読破してみたいと強く思っていました。漫画でも、現代語訳でもなく、そのものをよんでみたいなあと。でも、読み始めたら止まらない自分の性格を知っているし、他の勉強しなくなっちゃうなあと、その気持ちを抑えていました。

そして、大学への推薦入試に合格し、2月3月は時間があるので、毎日県立図書館に通って、源氏物語54帖をコツコツと読みました。分厚くて、古い紙のにおいがする何とも言えないその本を開くと、どっぷりと物語の世界に浸かっていく自分がいました。

読みたいと切実に思っていたあの本を読んでる自分のことを、なんでなんだろう、見つめている自分を今でも思い出すのです。図書館にはたくさんの人がいたのに、自分だけピンスポで(笑)。暗くなるまで時のたつもの忘れて読みふけったあの時、なつかしいなあ。

そういえば、次の大河は紫式部さんが主役ですね。楽しみです。吉高さんは好きな女優さんだし。役名は「まひろ」だとか、やっぱり「香子(よしこ)」じゃないんだなあとおもいました(笑)。