泣きたいとき思い切りなく本

今週のお題「読みたい本」

日常はたまに笑ったり、楽しそうにしていても、心の底に哀しみを抱えている、そんなときもある。今のわたしはちょっとそんな時です。大切に思っていた人を突然なくして、その状況をなかなか理解できないというか、気持ちが整理できない、けじめがつかない、そんな気持ちです。そんな時は、思い切り泣くといい。そう思ってます。歌を聴いたり歌ったりして泣くこともあるし、ドラマや映画を見て泣くのもいい。でも、本を読んで泣くのもとってもいい。

今まで、たくさんの本で涙を流してきたけれど、号泣することはそこまでない。初めて涙が止まらなかったのは、「フランダースの犬」とか「泣いた赤鬼」だったりするんだけれど(笑)、「塩狩峠」  (三浦 綾子)さんで泣いた時は、辛かったなあ。

神様のカルテ」(夏川草介)は、学校の図書館で読んでしまって、授業に行けなくなるくらい泣いてしまって、困ってしまいました。

重松清先輩の作品では随分泣かされました。「青い鳥」とか仕事柄泣けて仕方なかったです。登場人物の心の動きが自分にシンクロしてしまうんですね先輩の作品は。

恋愛小説で涙してしまうことももちろんありますけど、わたしは積み上げてきたことが報われなかった悔しさだったり、やるせなさだったりに弱いみたいです。

「泣いた赤鬼」は、しくしくいつまでも泣いていたので、頭が痛くなって、学校早退しそうでした。泣かない子どもだったので、自分でもびっくりしちゃって、周りはもっとびっくりしていたのではないかなあ。今でも読むと泣くので、読まないことにしていますが、逆に泣きたいときはこれを読むとすぐに泣けます。