今週のお題「叫びたい！」
わたしの実家は集落の一番端っこに建っています。実家の前の田舎道はそのままずーーっと続いています。そのまま歩いていくと、小さな山を抜けて別の集落に行けるらしいのですが、行ったことはありません。ただ、その途中にとても大きな堤があって、小さい頃はそこで歌の練習をしたり叫んだりしていました。
例が悪いですが、死体がもしあっても気が付かないような堤は、とても静かで神秘的っていうか独特の雰囲気があります。周りに家はもちろんですが人っ子一人いませんから、大声出し放題でした。合唱をやっていたので、練習しに行ったり、腹が立ってたまらないときはそこで叫んだり、父と喧嘩した時は家出して、そこに作った秘密基地におやつ持って潜んだりしてました。
その堤あたりにはイノシシがいるので、時期が来るとしし狩りの人で賑わいます。そんな時は堤で叫ぶことはできませんが、わたしはイノシシに遭遇したことはありません.。最近はサルがいたりするらしいです。夏の夜には蛍が群生しているので、光の渦のようになります。走って行って家に戻ると体にたくさんの蛍が着いてくるっていうのを毎年父がやってました。昔はその堤から流れてくる小川でシジミがたくさん取れていて、姉弟でよく取ってました。水がとても冷たくて綺麗でしたね。
思いっきり叫びたいときはおすすめの場所なんですが、今は管理する方がいなくて草がぼうぼうなんじゃないでしょうか。
