通信制という教育制度

今週のお題「試験の思い出」

わたしは今通信制の高校に勤務しています。現在後期の試験真っただ中です。うちの高校はレポートと呼ばれる課題を教科によって前後期各3~6枚提出し、スクーリングという対面授業を前後期各1~8回受けて、前後期のテストを受査します。テストは3回チャンスがあります。

わたしも、情報の教員免許を取得するために24単位の追加単位を通信制の大学で取得しました。大学自体は北海道にありましたが、テストは小倉の専門学校の会場にうけに行きました。

予定を立てて、慌てなくて済むようにと試験に向けて計画を立てるのですが、なかなかその通りには行きません。結局一夜漬けに近い状態になったり、朝3時起きで勉強したりしながら、会場に向かうバスで居眠りしちゃったり、気持ち悪くなったりしながら、テストを受けて、その合否にハラハラしていましたね。今の生徒たちの気持ちが痛いほどわかります。

わたしは、大学院も通信制だったので、徐々に自分のこなせる分量とか、学びに向かうパターンなんかが分かってきて、学びの楽しさを味わってこれたと思います。

通信制という教育制度は、1800年代から世界中にあったそうで、通信制やオンライン教育は世界では今大きな波が来ているようです。これからは通信制というよりオンライン教育という形で高校や大学・大学院で学ぶのはごくごく当たり前で、日本だけではなく世界で学ぶチャンスもあるという、これからの教育制度みたいです。

とはいえ、現在のわたしたちは、昔ながらの通信教育をしていまして、最近の郵便事情に翻弄されたり、生徒の多様化に右往左往したりしています。もう少ししたら、大きな波が日本にも来るのかもしれません。その時私は現場にはいないかもですけど。