30年前のある日、数か月前からかさついていたわたしの肌がとうとう大変なことになりました。顔全体がカサカサ…どころではなくささくれている状態です。
19歳の時からスイミング通いを始めたわたしは、就職してからは、ストレス発散（当時はそんな気はなったんだけれど）のため毎日仕事帰りに塩素いっぱいの温水プールで2キロくらい泳いで、テキトーに洗ってピピピと化粧水をつけて寝るというとんでもないスキンケアをしていたのでした。当たり前のように肌が乾燥し、とんでもないことになっていたのです。
休日を待って、家の近くの、「1000円でお手入れ」の看板に、もうだまされてもいいと駆け込み、初めてフェイシャルエステを経験しました。お手入れの間中、きっとこの後化粧品かわされまくるんだろうなあと腹をくくっていたわたしでした。
極楽なお手入れを満喫した後、丁寧にわたしの肌の状態や、気をつけてほしいことを説明してくださいました。1000円請求され、またどうぞと送り出されました。言われたことを頭の中で反芻しながら、当時はWebで調べるなんてこともできないので、本屋さんで立ち読みしたり、他の化粧品コーナーにも行ったりしましたが、結局1000円でお手入れした最初のお店を再び訪ねて、自分に必要な化粧品を提案してほしいとお願いしました。それではと、試供品を山のように持たされました。えーーまだ買わせないの？と思いましたが、言われた通り数日試供品を試して、1か月後にようやく化粧品を一揃い買うことになりました。
それからかれこれ30年、そのお店でお世話になっています。おかげで肌トラブルは皆無です。
あの時の誠実な対応が、今でも忘れられません。でも、今は、「〇〇さんには、今これを使ってほしいですねえ。」と勧められても、「えーー今娘の化粧品代がかかりすぎてわたしの買うお金ないんだけどーー。」ときっぱり断ることも多々あります。化粧品って本当に値段次第です。それはよくわかっているんですけどね。次女のニキビが大変なんですよね。今は、次女が同じお店でお世話になっています。2人分の化粧品代はもうとんでもないわけです。
▶ ビックカメラ×はてなブログ ＃あの店員さんがすごい 特別お題キャンペーン
by 家電・パソコン・日用品など何でも揃う「ビックカメラ・ドットコム」
