クリスマス寒波にやられた日

12月23日。わたしはわたし自身のクリスマスプレゼントとして、大好きなK-POPアイドルグループASTROさんの初の映画を鑑賞すべく福岡に行きました。まあとんでもない地獄絵図でした。

元々は1人で行く予定だったので、道路事情とコストを考えてネットで新幹線の予約をして準備していたのに、前日に突然次女が「雪で授業がなくなったので、わたしも行きたい。」と言い出し、飯塚の次女を拾って向かうことになりました。それを知ったのが、22日の夜の11時半…。キャンセルが受け付けてもらえず、翌朝キャンセル料220円を取られつつ、キャンセルして、7時半に長女をバス停に送って出発しました。

自宅付近はそこまで雪もなく、しかし、これから降るぞーー的な空模様の中、出発しました。普段なら、次女のアパートには2時間くらいで着く感じです。

12時に福岡のももちに行けばよいので、余裕だったんですが、強風で関門橋が渡れないと面倒だなあと早めに出発したのです。案の定関門橋はなかなかの強風でハンドルを持つ手が汗ばみましたが、道路は雪もなく、ゆっくりではありますが、目的の八幡ICまで進めました。「なんてことなかったなあ」なーーんて思いました。

ところが、インターの出口からピタッと止まりました。これはおかしいぞと、次女にハンズフリーで連絡し、調べてもらうと、事故でこの先2か所通行止めだということが分かりました。それと同時に、わたしの前のトラックが、側道に進路を変えて走り始めました。とっさについて行ったわたしは、次女の電話にも助けられながら、よくわからない道を通って、無事2つの通行止めをかわしました。わき道から元の大きな道に戻ったとき、上下3車線の道路には1台の車も通っておらず、ツルツルの路面を冬用タイヤでガシガシと進みました。こんな経験は初めてでした。

しばらく進むと、今度はトラックがジグザグに立ち往生していて、それをかわしながら進み、反対車線も同様にジグザグに留まるトラックをかわした車がクルンとスリップしました。「おおっ!!」

そんなこんなで、3時間ちょっとかかって次女のアパートに到着しました。それが、10時半過ぎでした。すぐに次女を乗せて、福岡市に向かいます。いつもは八木山っていう山を越えて向かいますが、雪だし、遠回りでも高速でと思っていたのですが、途中通行止めになっているためそれもできず、今のところ通行止めになってないいつもの道を走ることを決心し、ガソリンを満タンに入れて、出発しました。

さすが山の中で、除雪もしっかりしてあって、予想外にちゃんと進みました。結局ランチを諦め、映画の開始3分前にポップコーンとコーヒーを手に座席に座ることができました。よかったよかった。

で、映画の話は別のブログで。

映画を見終えて、3時前に食事をして、雪も降ってないしとやめておけばいいのにショッピングを始め、結局夕方4時半に福岡を出発しました。

八木山バイパスも順調に進み、丁度バイパスの最後の長いトンネルを進んでいくと、対面通行の反対車線トンネルの真ん中に止まっているトラックが見えます。「えっ何?」見てみると、運転手が見えます。スリップでもなさそうです。「ガス欠?」結局なぜだかはわかりませんが、そのトラックを先頭に1車線しかない道路に車が延々と並んでします。その列は結局次女のアパートの近くまで一体何キロ続いていたのやら。通行止めになっていましたが、迂回もできず、あの列はどうなったんでしょう?

次女を6時過ぎにに送り届け、嫌な予感がしてアパートの近くのセブンで食料と飲み物を買い込み、自宅を目指しました。

来た時には何カ所か通行止めでしたが、朝通ってきた反対車線はとうとうほぼ通行止めになっていました。わたしが通っている方も部分的に通行止めで、再びハンズフリーで次女と連絡を取りながら、すごい道を進みつつ、通行止めをかわしました。再び走り始めた国道はスケートリンクのようで、羽生さんに滑って見て欲しいほどでした。

ようやく高速のインターに到着すると、そのインターまでは通行止めになっていて、入口では「山口ですか?」と聞かれて、「はい」というと通してもらえ、たった1台で高速道路を走り始めました。道路は雪一つなく走り放題です。関門橋を見上げるサービスエリアで休憩して、買えなかった長女へのお土産にアルフォートのあまおうバージョンと大好きなもち吉の新製品のおかきを買って、結局夜10時に自宅に帰りつきました。

長く険しい1日でした。いやーすごかったなあ。山奥に住んでいたし、スキーに行くときには危ない目にも合ってきたので少々は大丈夫だと思っていたのですが、本当に大変でした。自宅に帰り着いた時は、主人と長女の顔を見てホッとしました。